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嫌われ者から愛される対象へ、世界の株式市場で中国関連銘柄が大変身

Bloomberg 8月2日(火)10時43分配信

半年もたたないうちに、中国で事業を行う企業が市場の嫌われ者から愛される対象に変わった。

クアルコムやヤム・ブランズ、鉱山会社のリオ・ティントにBHPビリトンなど、先進国企業で中国の売上高比率が大きい企業で構成する株式指数は2月の安値から約33%上昇し、世界株との比較でここ1年近く見られなかった速さで値上がりしたことを、ブルームバーグとMSCIがまとめたデータが示した。指数は過去約1年で最大35%下げており、幾分回復したことになる。

中国経済が安定しつつある兆しは、同国と関係が深い世界的企業への信頼感回復に寄与した。欧州や日本の中央銀行による刺激策の効果をめぐる懸念の中で、中国効果が増幅されているのはほぼ間違いない。英国の欧州連合(EU)離脱決定が経済成長を脅かし始めるとの心配もあるため、なおさらだ。

SEBのクロスアセット戦略責任者、トマス・ティゲセン氏は(コペンハーゲン在勤)は「かなり久しぶりに、中国からポジティブなサプライズが出てきている」とし、「世界中の企業経営者も中国の状況はそれほど悪くないと語る。それが世界的リセッション(景気後退)が迫っているとの懸念を和らげることにつながっている」と付け加えた。

モルガン・スタンレーの試算によると、欧州企業は全体の売上高の約8%を中国で得ている。この割合は日本企業では約6.6%、米企業だと3%。中国の経済指標は同国経済が政策支援の強化に反応しつつある状況を示唆しており、4-6月の国内総生産(GDP)は前年同期比6.7%増と予想を上回り、6月の工業生産と小売売上高も予想以上の伸びを示した。さらに、サービス産業は7月に改善した。

これを受けて、金属価格は上昇し、BHPやリオ・ティントの株価を押し上げた。同時に、ヤムやクアルコムなど企業の決算や見通しからは中国での個人消費拡大の兆候がうかがえる。日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」は世界最大の自動車市場である同国で、今年後半に成長軌道を取り戻すと部門責任者はみている。中国での売上高が急増したアディダスは先週、2016年業績見通しを引き上げたが、これは今年に入って4回目の上方修正。スウォッチ・グループは中国本土で特に高級時計需要に「明らかな改善」が見られると指摘している。

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最終更新:8月2日(火)10時43分

Bloomberg

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