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サックス奏者シャバカ・ハッチングスがジャイルス・ピーターソン主宰の〈Brownswood〉からデビュー

CDジャーナル 8月3日(水)17時3分配信

 ロンドンのジャズ・シーンで活躍し、メルト・ユアセルフ・ダウン、サン・ラ・アーケストラのメンバーに名を連ねるとともに、幅広いアーティストとのコラボレーションでも注目されるサックス奏者シャバカ・ハッチングス(Shabaka Hutchings)が、ジ・アンセスターズを率いて、ジャイルス・ピーターソン主宰の〈Brownswood〉からリーダー作『ウィズダム・オブ・エルダーズ』(BRC-529 2,200円 + 税)を9月16日(金)にリリース。収録曲の中から「Joyous」がYouTube(youtu.be/EwjWrrYQFoQ)などで公開されています。

 ハッチングスは英ロンドンに生まれ、幼少期にカリブ海のバルバドスへ移住。9歳から16歳までを過ごし、そこで音楽を学びました。その後ロンドンに戻ると、自らが率いたジャズ・グループ、サンズ・オブ・ケメット(Sons of Kemet)で2013年の〈MOBOアワード・Jazz Act of the Year〉を受賞し、翌年にはサン・ラ・アーケストラに加入。他にもムラトゥ・アスタトゥケやポーラー・ベアーの作品、ジョニー・グリーンウッドが担当した映画『The Master』のサウンドトラックにもミュージシャンとして参加しています。

 今作は、ハッチングスが長年称賛してきた南アフリカのジャズ・ミュージシャンたちとたった1日で行なわれたレコーディング・セッションを記録。ジャズだけでなく、カリビアン・カリプソや中央アフリカ、また南部アフリカのングニ諸族(Nguni)の音楽など、これまで影響をうけてきたさまざまな要素が盛り込まれたサウンドが、卓越したテクニックで奏でられています。フリーからスピリチュアル、アフリカン・ジャズまでをも飲み込んだセンスは、NYのロバート・グラスパー、LAのカマシ・ワシントン、メルボルンのハイエイタス・カイヨーテに続く新世代ジャズ・シーンの核となりそうです。

最終更新:8月3日(水)17時3分

CDジャーナル