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【香港】空港建設費の徴収始まる、利用者は賛否両論

NNA 8月3日(水)8時30分配信

 香港国際空港(チェクラプコク空港)の第3滑走路建設計画の財源調達に向けた「空港建設費」の徴収が1日から始まった。香港からの出境者やトランジット客から移動距離に応じた金額を徴収するもので、空港利用者の反応はさまざまのようだ。2日付サウスチャイナ・モーニングポスト(電子版)が伝えた。
 空港建設費は1日以降に発行する航空券に適用され、全ての出境旅客から徴収する。金額は、長距離路線がファースト・ビジネスクラス利用で180HKドル(約2,400円)、エコノミークラスで160HKドル。短距離路線の場合はファースト・ビジネスが160HKドル、エコノミーが90HKドルとなる。トランジットの場合は70HKドルから。
 サウスチャイナ・モーニングポストは1日、空港利用者に聞き取りを行い利用者の反応を調べた。英国に留学中という香港の学生は「長距離路線を多く使うため多少の増額は気にならない。第3滑走路による経済効果に期待したい」と話した。一方、香港で製品管理を行っているという男性会社員は「何かを得るわけでもないのに値上がりした。建設費は香港政府が負担するべきだ」と不満を漏らした。シンガポールから香港を訪れた旅行者は「シンガポールは空港施設を拡張する際にその建設費用を利用者から徴収したことはない」と指摘した。
 香港空港管理局(AAHK)の林天福(フレッド・ラム)最高経営責任者(CEO)は先に、利用者からの空港建設費の徴収は2031年まで続く可能性を指摘している。
 第3滑走路の建設工事は1日に着工した。総建設費は1,415億HKドルで、24年の完成を見込んでいる。

最終更新:8月3日(水)8時30分

NNA