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【リオ五輪】記者は見た!畳のない柔道会場、競技が見えない観客席

東スポWeb 8月3日(水)6時0分配信

【ブラジル・リオデジャネイロ1日(日本時間2日)発】リオデジャネイロ五輪がいよいよ5日(同6日)に開幕する。南米大陸で初めて行われる4年に一度のスポーツの祭典だが、現地では「強盗に遭った」「選手村でボヤ騒ぎがあった」などトラブル続きだ。これで本当に開催されるのか? そこで、主要競技が集中するバーハ地区の試合会場に本紙記者が“潜入”。そのトホホ…な現状を緊急リポートする!

 世界中のメディアが取材拠点にするMPC(メーン・プレス・センター)。そこから程近いところにオリンピックパークがある。ここには、日本が金メダル量産を期待する競技の競泳、柔道、体操、レスリングの試合会場が集中している。

 遠くから見ると、これまでの大会同様に近代的な外観を誇っている。ところが近寄ると、ゴミは散乱、工事器具は置きっぱなし。水球や飛び込みなどが行われるマリア・レンク水泳センターの入り口には、何やら壁が燃えたような黒こげ跡が…。屋根の部分を見上げると、いまだに建設作業員が設営に必死だった。

 続いては体操競技が行われるリオ五輪アリーナへ。こちらは、すでにおよその器具がセッティングされ、ほぼ完成状態。清掃員が談笑しており、本紙カメラマンに「私を記念に撮って!」とせがむ場面も見られた。ここまで余裕があれば、悲願の団体金メダルを狙う男子日本代表も安心して演技に臨めそう。ただ、問題なのは観客席のほうだ。席によっては、テレビ局のカメラ台に遮られてポディウム(演技台)がまったく見えないのだ。見えない席を用意するなんてあるのか。競泳も見えない席があった。

 打って変わってピリピリムードだったのが、柔道やレスリングが行われるカリオカアリーナ。いずれもゲートにいる軍警察に止められ「NO!」とにべもない。さっきまではほぼスルー状態だったのにこれはおかしい。大会のブラジル人スタッフに間に入ってもらい「見るだけならいい。撮影は絶対するな」とクギを刺され、ようやく会場に入ることができた。

「実は、いろいろ事情があって、国際オリンピック委員会(IOC)に止められているんだ」(同スタッフ)

 その“事情”についてはすぐに判明。何と設営係がたったいま、柔道の畳を急ピッチで張っていたのだ! これ、間に合うの!? 写真でお見せできないのが残念だが、さすがリオ五輪、予想を裏切らない。他にも全体的に突っ込みどころは満載で、スムーズな運営が可能なのか不安になる…。

 在リオデジャネイロ日本総領事館の担当者に話を聞いた。「基本的にブラジル人の国民性は『No worry.No hurry(心配するな、急ぐな)』です。リオの観光地からオリンピックパークを結ぶ地下鉄4号線が7月30日にやっと開通しましたが、一事が万事こんな感じ。1か月しかなくても『まだ1か月あるだろ』というのが彼らの感覚ですからね。たとえ五輪でもそれは変わらないんです」

 さらに、経済不況と政治腐敗の“ダブルパンチ”でリオデジャネイロ州は青息吐息。この国でスムーズに五輪が運営できれば奇跡と言っていいだろう。

最終更新:8月4日(木)12時25分

東スポWeb

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