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自民都連のドン 内田茂氏ってどんな人?

THE PAGE 8/4(木) 12:00配信

 今回の東京都知事選では、小池百合子知事と激しく対立した自民党の内田茂都議の存在がクローズアップされることになりました。これまで内田氏の存在はあまりメディアでも取り上げられることはなかったのですが、どのような人物なのでしょうか。

「自民都連のドン」に批判ツイート連発 猪瀬元知事の意趣返しか

予算配分における利害関係を調整、落選しても幹事長

 自民党東京都連は、辞職した舛添要一前知事の後任選定に手間取り、その間に小池百合子元防衛相が出馬を表明する異例の事態となりました。都連は小池氏を推薦せず、増田寛也元総務相の推薦を決定。与党は事実上の分裂選挙となりました。都連の小池氏に対する怒りは激しく、党員に対して、親族も含め増田氏以外の候補を応援した場合は除名処分にするという過激な文書まで送っています。都連の幹事長を長く務め、都議会のドンとも呼ばれているのが内田都議です。

 内田氏は1975年に千代田区議に当選して以降、40年以上にわたって区議や都議を務めてきた都政の大ベテランです。都議会議長に就任していた3年間を除き、1996年から都連幹事長の椅子に座り続けており、都政に対して絶大な影響力を行使してきました。実は内田氏は2009年の都議会議員選挙で落選しているのですが、議席がないにもかかわらず、幹事長のポストを維持していたことからも、その権力の大きさが分かります。

 東京都は一般会計が約7兆円、特別会計などを含めると合計13兆6000億円という巨額の予算を持っており、そこには網の目のように利権が張り巡らされています。幹事長はこうした予算配分における利害関係を調整する役割を果たしていますから、場合によっては絶大な権力を持つことになるわけです。

都連幹事長は「国会議員よりも偉い」

 幹事長の影響力が最大限、発揮されるのはやはり選挙でしょう。都知事選における公認を決定するのは都連ですし、東京都選出の国会議員の公認についても、事実上、幹事長が決定権を握っていると言われます。元都知事の猪瀬直樹氏は都連幹事長について「国会議員よりも偉い」と評しています。

 今回の選挙で都連が推薦した増田氏が落選したことから、内田氏は幹事長を辞任する意向を示していますが、小池氏と都連の溝はなかなか埋まらないようです。初登庁後、自民党控室に挨拶に行った小池氏に対し、総務会長は事務的な対応に終始し滞在はわずか30秒でした。

 小池氏の当選をきっかけに都政の健全化を求める声が高まっていますが、都議会議員も選挙で選ばれた政治家であり、どのような都政がよいのか最終的に判断を下すのは選挙権を持つ都民です。今後、知事側と議会側がどのような動きを見せるのか冷静に見極めていく必要があるでしょう。

(The Capital Tribune Japan)

最終更新:8/4(木) 12:51

THE PAGE

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北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。