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広島・新井300号はV2ラン!浩二に憧れ…目つむって打った1号から18年で到達

デイリースポーツ 8月3日(水)5時59分配信

 「ヤクルト4-16広島」(2日、神宮球場)

 広島の新井貴浩内野手(39)が二回、13号決勝2ランを放ち、通算300本塁打を達成した。プロ野球史上42人目で、4月26日に同じ神宮でマークした通算2000安打と300発を両方とも達成するのは同25人目。2安打3打点で今季76打点はDeNA・筒香を抜いてリーグ2位、得点圏打率・396は12球団トップだ。チームも今季最多16得点の爆勝じゃ!

 打った瞬間、新井はバットをたたき付けた。だが、ミスショットした打球は、それでもバックスクリーンに到達。左翼席の悲鳴が絶叫に変わる。石原に届け-と思いを乗せた白球は、最後にひと伸び。節目の300号は決勝2ランで飾った。

 二回だ。ルナの四球後、無死一塁。フルカウントから石川の決め球を狙った。真ん中低め124キロのシンカーを打つと、打球は中堅方向へ。「比屋根君も捕球体勢に入ったので、クソッと。僕もだまされました」と半信半疑の一振りは、推定飛距離130メートルの特大13号となった。

 「浩二さんを見てホームランを打ちたいと思った。当時はみんなそうだと思う。憧れた。僕のスターだった」

 広島在籍時の300号達成は山本浩二、衣笠祥雄に次いで3人目。2000安打に続き、また神宮で決めた。小学生のころ、父・浩吉さんと2人、走って市民球場に通った。一塁内野席が決まった指定席。「何度も目にした」という山本浩二の放物線に、新井少年は夢を見た。プロ野球選手になりたいと、ミスター赤ヘルに自身の未来を重ねた。

 プロ1号は99年6月6日の中日戦。初スタメンは大下ヘッドコーチ(当時)の進言だ。体が引きちぎれるまで振れ-と言われた毎日。「目をつむって」振った打球は左中間に消えた。「夢にも思わなかった」記念弾に。「ホームで野村さんに、頭を思い切りはたかれてね。うれしかったな」と胸に刻む1本だ。

 「技術ゼロで入ってきた選手。いろんな人の意見を聞いて一生懸命やってきた」。大下氏の言葉で振る力をつけ、師と慕う金本(現阪神監督)の助言で技術を磨いた。「真っすぐ立って軸回転する。何度も何度も徹底して教えてもらった」。上げた左足に勢いをつけて目いっぱいの力で地面を踏み込む。「急ブレーキ」と表現する打撃が300本の礎だ。

 初回に石原が負傷退場し「心配だよ」。仲間への思いを込めた一発。感謝の大記録だ。「まさか300本打てる選手になれるとは。お世話になった方々に、勝ち試合にしてくれた仲間に感謝したいです」。本塁打に夢を見た少年が、夢を届けるヒーローになった。いつまでも神宮の歓声は鳴りやまなかった。「優勝するぞ、カープ!!」-と。

最終更新:8月3日(水)7時38分

デイリースポーツ

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