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側溝土砂自主財源で除去 小名浜でモデル事業

福島民報 8月3日(水)11時54分配信

 福島県いわき市は東京電力福島第一原発事故に伴い市内の道路側溝にたまっている土砂を独自に除去する。国に財政措置を要望してきたが、早急な対策が必要と判断し、自主財源で実施する。市の財政負担については国に求める考え。市が2日の記者会見で発表した。
 平成28年度は市内小名浜地区でモデル事業を行い、29年度に市内各地に広げる。28年度は小名浜地区の市道側溝にたまっている土砂など約2410立方メートルを取り除く。12月中旬から作業に着手する見通し。撤去後、市内の産業廃棄物処理場や全国各地の溶融施設で処理する。モデル事業で土砂の水分含有量や放射性物質濃度の検査、除去・処分法などを検証し、本格実施につなげる。
 市は5日の臨時議会に事業費約5億7千万円を計上した28年度一般会計補正予算案を提出する。
 清水敏男市長は記者会見で「市民の安全、安心を担保するため国の結論が出ていない中で最終的に判断した」と述べた。
 市民は道路側溝の土砂を巡り、夏場の悪臭や豪雨による汚泥の流出を懸念している。

福島民報社

最終更新:8月3日(水)11時59分

福島民報