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ドローンを活用、ロボットを遠隔制御…NICTなど技術開発

レスポンス 8月3日(水)15時15分配信

情報通信研究機構(NICT)などは、ドローンを活用して電波が直接届かない環境でもロボットを安定制御する技術を開発したと発表した。

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内閣府総合科学技術・イノベーション会議が主導する革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)タフ・ロボティクス・チャレンジの一環として、NICT、産業技術総合研究所のグループは、制御用の電波が直接届かない場所にあるロボットを、他のロボットを経由して遠隔制御し、その状態を監視する技術を開発した。

実験では、見通し外にある小型四輪ロボットに対し、上空のドローンを経由してコントロールすることを実証した。この技術は、ロボット間による中継経路がその移動により頻繁に切り替わる際でも通信を切断させないことを可能とする手法を採用、世界でも実現した例はない。

これまでの技術では、中継経路が切り替わるたびに通信が切断され、ロボットがその間、操縦不能になるという問題があった。新開発した技術によって通常は制御不能になる見通し外を動き回るロボットに対しても、他のロボットが協力して周囲の環境に適応しながら安定に制御通信回線を確保することができる。

電波が伝わりにくい環境に対してタフなロボットシステムの実現に貢献するとしている。

今回実施した実証実験では、地上の小型四輪ロボットを制御対象としたが、今後は、制御対象を飛行するドローンに拡張する予定。また、無線による通信の信頼性をより高めるため、920MHz帯に加えて、緊急時のバックアップ用としてチャネル数は限られるものの、更に遠くに電波を飛ばすことができるVHF帯(300MHz以下)を追加した無線装置に拡張する予定。

《レスポンス レスポンス編集部》

最終更新:8月3日(水)15時15分

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