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韓国 安保理対応に向け関係国と協議=北ミサイル発射で

聯合ニュース 8月3日(水)17時37分配信

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」と推定されるミサイル2発を発射したことを受け、韓国政府は3日、国連安全保障理事会レベルでの対応をめぐる関係国との協議に入った。政府当局者が伝えた。

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は3日午前7時50分ごろ、南西部の黄海南道・殷栗一帯から東海に向け「ノドン」と推定されるミサイル2発を発射した。うち1発は発射直後に爆発し、1発は約1000キロ飛行したという。

 韓国と米国、日本は北朝鮮に対し弾道ミサイル技術を用いたいかなる飛翔体の発射も禁止した安保理決議に違反するとみて、報道声明の発表など国連安保理レベルの対応を推進する見通しだ。

 ただ、韓米が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を決定して以降、北朝鮮の2回にわたる弾道ミサイル発射に対し安保理が立場を示せずにいるため、今回も強力な対応が発表される可能性は低いという指摘が出ている。

 北朝鮮は先月9日には潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を、同19日にはノドン2発と短距離弾道ミサイル「スカッド」1発を発射したが、国連は報道声明などを通じた具体的な対応を発表していない。

 安保理はこれまで北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際は迅速に会議を招集したり報道声明を発表したりしてきたが、異例の「沈黙」が続いているため、その背景に関心が集まっている。

 安保理の常任理事国を務める中国とロシアがTHAADの韓国配備に反発し、安保理での議論に非協力的な姿勢を見せているという観測が出ている。

 安保理理事国は先月の北朝鮮のミサイル発射をめぐる対応の協議に入ったが、大きな進展はなく議論は停滞しているとされる。

 韓国政府内では北朝鮮が再び弾道ミサイルの発射を強行した上、今回は日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したことから、安保理での議論が活性化するのではないかという見方もある。

 しかし、今回も中国とロシアが議論に消極的な姿勢を見せれば、THAADの韓国配備への反発から対北朝鮮制裁をめぐり意図的に非協力的な態度を取っている可能性が強まる。

最終更新:8月3日(水)19時18分

聯合ニュース