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「Pokemon GO」はイスラエルでも大ブーム 軍や一般市民を巻き込む“物議”に

ITmedia ニュース 8月3日(水)16時28分配信

[AP通信]
 イスラエル軍が兵士に対し、新たな脅威について警告している。その脅威とは、世界各地で人気沸騰中のスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」だ。

 イスラエル軍は8月1日、セキュリティ上の問題を理由に、基地内でのPokemon GOのプレイ禁止を兵士らに通達した。同軍は兵士と将校に対する指令において、「Pokemon GOはスマートフォンの内蔵カメラと位置サービスを利用するので、軍事基地の位置情報や写真など機密情報の漏えいにつながりかねない」と警告している。

 さらにイスラエル軍は、Pokemon GOになりすました偽アプリのダウンロードを通じて、兵士のスマートフォンからデータが流出する可能性も危惧している。

 Pokemon GOはスマートフォンを片手にデジタルマップを見ながら街中を歩き回り、画面上に現れるポケットモンスター(ポケモン)を捕獲して楽しむゲームだ。

 ピカチュウなどのポケモンを探して歩き回ることに伴う危険性については、イスラエルの一般市民も警告を受けている。

 イスラエルがん学会(ICA)はプレイヤーに対し、太陽光を浴びすぎないよう、昼間はポケモン捕獲のための外出を控えるよう呼び掛けるとともに、外出時に強い日差しを避けるための工夫を幾つか紹介している。

 「Pokemon GOのゲーム内でも、一部のポケモントレーナーは常に帽子をかぶっている。現実世界でも、外出時には必ず帽子をかぶるようにしてほしい」とICAは公式サイトで呼び掛ける。

 また保険会社AIGはPokemon GOの人気に乗じて、モバイルゲームをプレイ中に生じた事故をカバーする個人傷害保険を売り込みたいと考えている。AIGのイファット・ライター氏によれば、既に同社にはPokemon GOプレイヤー向けの傷害保険についての問い合わせが数十件寄せられているという。

 またイスラエルの緊急救護団体Magen David Adomは、Pokemon GOのプレイに夢中になるあまり怪我をする人たちがいると警告する。

 Magen David Adomの公式サイトによれば、例えば先週には、ポケモンを探していた15歳の少女が自転車から転倒して頭部を負傷したり、35歳の男性がPokemon GOをプレイ中にガラスのドアに激突して両脚から大量に出血したりといった事故が起きたという。

 「どうやらPokemon GOは私たちが思っていたほどフレンドリーではないようだ」と同団体はサイトで注意を促している。

 一方、パレスチナ人はPokemon GOでじれったい思いをしているようだ。ヨルダン川西岸とガザ地区には高速モバイルインターネットサービスがないからだ。パレスチナ自治区のモバイル通信は現在、暫定和平合意の下、イスラエルが統制している。イスラエルは最近になってようやく、ヨルダン川西岸での高速インターネットサービスを認めると発表したが、まだサービスは提供されていない。

 国連機関である国際電気通信連合(ITU)によれば、パレスチナはいまだに旧式の2G技術を使用している世界でも数少ない市場の1つだという。

 ガザ地区で暮らすアニメーターのナイム・サムスムさん(26)は、同地区で初めてPokemon GOをダウンロードした人たちの1人だ。同地区唯一のモバイルサービスプロバイダーが提供する高額な2G接続サービスを申込み、ポケモンをなんとか3匹捕獲できたという。

 だが「とてもお金がかかるのでPokemon GOはやめた」とサムスムさんは話す。

 サムスムさんはもう1つ他の問題にもぶつかった。4匹目に狙っていたポケモンはパレスチナ立法評議会(PLC)、すなわちガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが立ち入り禁止区域としている政府系建物の敷地内にいたという。
(日本語翻訳 ITmedia ニュース)
(C) AP通信

最終更新:8月3日(水)16時28分

ITmedia ニュース

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