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芥川賞『コンビニ人間』初登場総合首位

オリコン 8月4日(木)4時0分配信

 先月19日に発表された『第155回芥川賞・直木賞(平成28年度上半期)』(日本文学振興会主催)で芥川龍之介賞に選出された村田沙耶香氏の『コンビニ人間』(7月27日発売)が、初週5.9万部を売り上げ、8/8付オリコン週間“本”ランキングの総合部門にあたるBOOK部門で1位に初登場した。

【写真】『コンビニ人間』著者・村田沙耶香氏

 同書は、大学卒業後も就職せず、18年間コンビニのバイトを続けている36歳の未婚で彼氏いたことなしの女性・古倉恵子が、マニュアル通り動くよう求められるコンビニでのアルバイトを通じて社会との接点を見出しながらも突きつけられる、普通の生き方からずれた人間を疎外する社会についてユーモラスに描いた作品。

 今回初ノミネートで同賞を受賞した作者の村田氏は、2003年に『授乳』が第46回群像新人文学賞優秀作に選ばれデビュー。現在も執筆活動の傍ら、週に3回コンビニでアルバイトをしている“異例の作家”としても話題になっている。

 受賞後の会見で村田氏は「コンビニという場所は、小さい頃から不器用だった自分が初めて何かをまともに出来たところで、聖域です」と力説。受賞当日も通常通りバイトをこなし「今後も、可能であれば続けたいのですが、店長と相談したいと思います。コンビニ名は店長ストップがかかっているので、言えません…」と語り、報道陣を笑わせていた。

 なお、2008年4月の当ランキング調査・発表開始以来、芥川賞受賞作による同部門1位獲得は、2012/2/27付で記録した第146回同賞受賞作の『共喰い』(田中慎弥/2012年1月発売)、2015/3/23付を筆頭に2015/9/14付までで通算13週の1位を記録した第153回受賞作の『火花』(又吉直樹/2015年3月発売)に次いで3作目となる。

最終更新:8月24日(水)14時4分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。