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【インタビュー】ザ・デッド・デイジーズ「期待していてくれ!」

BARKS 8月8日(月)19時6分配信

元モトリー・クルーのジョン・コラビがヴォーカルを務めるザ・デッド・デイジーズの最新アルバム『メイク・サム・ノイズ』が7月27日に日本先行で発売された。インタビュー前編ではバンドへの参加経緯を語ってくれたジョンだが、後編ではヴォーカルとしての取り組み、今後の予定など語ってくれた。

◆ザ・デッド・デイジーズ『メイク・サム・ノイズ』オフィシャルページ

――新作『メイク・サム・ノイズ』はあなた自身がザ・デッド・デイジーズに加入して、2作目ということになりますが、前作と曲作りで取り組み方の違いはありましたか?

ジョン・コラビ:いや、前作の『レヴォリューション』(2015年)も今回の作品も同じように、最高に上手くできたと思っている。とにかく、このバンドは才能に溢れていて、アイディアが枯れることはないんだ。ダグ・アルドリッチは素晴らしいギターを披露してくれたし、ブライアン・ティッシーは素晴らしいドラムをプレイしている。マルコ・メンドーサ(B)もデイヴィッド・ローウィー(G)もみんなとにかく素晴らしいプレイヤーであり、素晴らしいソングライターなので、何でも素早く円滑にできてしまう。この新作に関して最も心配だったのは、アルバム『レヴォリューション』を出した後、自分の中にどれだけ歌詞になる言葉が残っているかということだった。1年以内に2枚書けるだけの言葉が俺の中に残っているのか、自分でちょっと分からなかったんだ。

――歌詞は主にどういったことを歌っているのですか?

ジョン・コラビ:俺が唯一やらないように意識したのは、自分が過去にやったことを繰り返さないということだった。例えば、「ロング・ウェイ・トゥ・ゴー」の歌詞をじっくり聴いてもらえればわかると思う。あれは世界情勢についての歌なんだ。あまり政治的になり過ぎないような内容にしたけど、昨年パリで起きた同時多発テロや、ほんの数週間前にアメリカのオーランドで起こったナイトクラブでの銃乱射事件とか、そういうものすべてが…うーん、意識的にそうしたのではないんだけど、あっと言う間に1曲書き上げてしまったんだ。

――アルバムではあなたのエモーショナルな歌唱も印象的ですね。

ジョン・コラビ:俺はいつも、事前にあれこれ考えたりはせずに、ただやりたいようにやるだけなんだ。メロディーを作って歌うまでだ。

――あなたはどういったシンガーで影響を受けているのですか?

ジョン・コラビ:もう数え切れないほどいる(笑)。その中でも特に大好きなシンガー3人を挙げるとしたら、スティーヴン・タイラー(エアロスミス)、ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン)、そしてポール・マッカートニーだ。あと数人挙げるとしたら、スティーヴ・マリオット(スモール・フェイセス、ハンブル・パイ)、ポール・ロジャーズ(フリー、バッド・カンパニー)、それからグランド・ファンクのマーク・ファーナーも大好きだ。あとデヴィッド・ボウイも。彼は天才だと思う。そしてフレディ・マーキュリーだね。今でもクイーンのアルバム全てをiTunesに入れてある。とにかく色々なタイプのシンガーを聴いているよ。俺のiTunesには、1970年代もの中心ではあるけど(笑)、様々なタイプのものが入っている。例えば、スリー・ドッグ・ナイト、ブラック・サバス、ジェスロ・タル、イエスなど様々だ。これらをじっくり聴くたび新しい発見をし、何か新しいことを学ぶことができる。影響を受けられることは常に必ずあると思う。

――アルバムの中で、特に自分の歌で満足度の高い曲はどれですか?

ジョン・コラビ:そうだなあ、物凄く不思議なことだけど、俺はこのアルバム全体が大好きなんだ。全ての曲に満足している。だから1曲だけを選ぶのは非常に難しいよ。

――このアルバムを引っ提げてのツアーはどういうものになりそうですか?

ジョン・コラビ:このバンドについてひとつ確実に言えるのは、ステージに登場してプレイする最初の曲から、ハイ・エナジーでストレートアヘッドなロックン・ロールだということ。激しくてラウドだよ。ステージに現われた瞬間から、熱いプレイをするし、ショウが進むにつれて、さらに熱くなる。俺達はこれまで3~4タイプのセットを用意しているんだ。フェスティヴァルによっては45分だったり60分だったりするし、自分達のヘッドライン・ショウでは75分プレイしていたからね。そして、どのセットも最初の曲から最後の曲まで、最高にカッコ良いものにしたいと思ってきた。静かになる箇所は皆無だ。俺達はスピードを緩めることなど一切ないんだよ。最初から最後まで、非常にエネルギッシュなライヴなんだ。

――今後の具体的な予定はどうなっていますか?

ジョン・コラビ:ヨーロッパでフェスティヴァルにたくさん参加することになっている。それからヘッドライナー・ショウも数回やるよ。そして、8月8日にヨーロッパを発ち、9日にアメリカに戻って来て、KISSとアメリカ・ツアーに出る。それが9月18日頃まで続く。

――10月には<LOUD PARK 16>への参加も決まっていますね。

ジョン・コラビ:ああ、物凄く楽しみにしているよ。ザ・デッド・デイジーズにとっては初来日だよね。俺はモトリー・クルー、ラット、ユニオン、ESPのメンバーで何度か日本に行っているけど、とにかく物凄く楽しみにしているし、素晴らしいショウになるだろう。何年も前から友達だった5人、一緒に曲作りをするのが大好きで、一緒にレコーディングするのが大好きな5人が、ステージに上がってナイスでラウドなプレイをする。余計なものはなし、気取ったところなしの、ストレートでゴキゲンなロックン・ロールだ。

――待ち切れないですね。

ジョン・コラビ:期待していてくれ!

文・Jun Kawai
Photo by Katarina Benzova

ザ・デッド・デイジーズ『メイク・サム・ノイズ』
2016年7月27日日本先行発売
CD ¥2,500+税
1.ロング・ウェイ・トゥ・ゴー
2.ウィ・オール・フォール・ダウン
3.ソング・アンド・ア・プレイヤー
4.メインライン
5.メイク・サム・ノイズ
6.フォーチュネイト・サン
7.ラスト・タイム・アイ・ソウ・ザ・サン
8.マイン・オール・マイン
9.ハウ・ダズ・イット・フィール
10.フリーダム
11.オール・ザ・セイム
12.ジョイン・トゥゲザー
13.ラスト・タイム・アイ・ソウ・ザ・サン(アコースティック)※日本盤限定ボーナストラック
14.ヘルター・スケルター(ライヴ)※日本盤限定ボーナストラック

【メンバー】
ジョン・コラビ(ヴォーカル)
ダグ・アルドリッチ(ギター)
デイヴィッド・ローウィー(ギター)
マルコ・メンドーサ(ベース)
ブライアン・ティッシー(ドラムス)

最終更新:8月8日(月)19時6分

BARKS

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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