ここから本文です

アベノミクスによる業績相場は終わるのか? 次に来るのは・・・

投信1 8月3日(水)16時10分配信

株式市場で認定されているのは業績相場と金融相場のみ

あっという間に8月になりました。先月7月の株式相場は、なかなかエキサイティングな展開でした。その牽引役が任天堂 <7974> のゲームアプリだったため、いつしか“ポケモノミクス相場”と称されるようになったのはご承知の通りです。

株式市場の悪い癖の1つに、何か大きなサプライズがあるとすぐ“〇〇ショック”と命名したり、今回のような大きな動きがあるとすぐ“〇〇相場”と言ってみたりすることが挙げられます。確かに、大衆受けすることは確かですが、その場限りの一時的な名称で終わる例も少なくありません。

実は、株式市場で正式に“認定”されている相場の名称は、今も昔も「業績相場」と「金融相場」の2つだけです。これ以外の“〇〇相場”という呼称は全て造語と考えていいでしょう。では、業績相場、金融相場、それぞれどういう意味なのでしょうか。

業績相場とはどのような相場か

業績相場とは、企業の業績好調が評価されて株価が上昇する相場です。簡単に言うと、企業業績が好調になる、つまり、利益が増大すると、1株当たりの利益や純資産が増加してきます。すると、現状の株価ではバリュエーション(PERやPBR)が安くなるので、バリュエーションが“適正水準”に戻るために株価も上昇するということです。

しかし、実際の相場は、これほど単純には動かないケースが多く、また、“適正水準”の考え方にも幅があります。ただ、基本的な考え方は、企業業績の拡大に伴って株価が上昇するということになります。

金融相場とはどのような相場か

一方の金融相場とは、金利低下(金融緩和)や企業の設備投資の手控えなどによって、行き場のなくなった資金が株式市場に流れ込んで、株価が上昇する相場です。企業の業績とは関係なく、余剰資金による運用先(投資対象)として、株式が評価されることになります。

その余剰資金が大量に流れ込んでくると、想像を超えた大相場に発展することも珍しくありません。1980年代後半に日本で起きたバブル経済は、正しくこの金融相場から始まったと言えます。

1/2ページ

最終更新:8月3日(水)16時10分

投信1

チャート

任天堂7974
26605円、前日比-535円 - 9月30日 15時0分