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ゴジラとの闘い厳しく!?シリーズ最高記録なるか『ONE PIECE FILM GOLD』

dmenu映画 8月3日(水)21時0分配信

ついに7月23日(土)に公開された『ONE PIECE FILM GOLD』。今年の夏休み興行の目玉作品として、746スクリーンにて超拡大公開された本作は、その期待通り最初の週末2日間で観客動員82万830人、興行収入11億5500万円を記録し、動員ランキング(※興行通信社調べ)で初登場1位をもぎ取った。この数字は、今年の春に公開され、シリーズ最高の興収62.8億円を叩き出した『名探偵コナン 純黒の悪夢』に次ぐ、今年2位のオープニング成績である。さらに公開9日目の31日(日)には、観客動員170万名、興収23億円を突破するなど、快進撃を続けている。

前作公開時との比較で新作動向を読む

『ONE PIECE FILM GOLD』もまた、シリーズ最高の興行成績を挙げることができるのだろうか。2013年のお正月映画として公開され、興行収入68.7億円を記録した前作『ONE PIECE FILM Z』はオープニング2日間で観客動員114万人、興行収入13億7205万円と、300スクリーンで公開されたにもかかわらず今作を大きく上回っている。1スクリーン辺りの動員アベレージも、前作の3分の1と大きく出遅れており、単純に比較すると少々厳しい戦いになる予感が漂う。

とはいえ、夏休みとお正月ではやはり動向が異なる。少なくとも、8月末までの長い期間にわたり、安定した動員を期待できるのである。昨年の夏休みに、本作と同じように全年齢層向けのアニメとして公開された細田守監督の『バケモノの子』は、強力な大作がひしめく中で、ロングヒットを記録。最終的に58.5億の興行収入を記録した。

今年も『ファインディング・ドリー』や『シン・ゴジラ』をはじめ、8月には『ジャングル・ブック』などが控えており、やはり夏休みは映画興行が最も賑わう時期である。『ONE PIECE FILM GOLD』が、シリーズ最高成績を挙げるためには、これらの強力なライバルたちの中で、より多くの座席シェアを獲得する必要がある。簡単に言えば、シネコンのできるだけ大きいシアターを確保し続けられるかどうか、ということである。

2013年の前作公開時、後から公開された大作は『レ・ミゼラブル』のみで、同じく「週刊少年ジャンプ」掲載漫画である『劇場版HUNTER×HUNTER 緋色の幻影』が公開されるまで4週間に渡り、ほとんどの劇場が最大スクリーンで上映。動員ランキングでも1位を守り続けた。しかし今回は、2週目の週末動員で『シン・ゴジラ』に完敗。動員ランキングでは3位に落ちた。やはり、このシーズンは少々分が悪いのだろうか。おそらくこれまでの動向とペースを考えても、興行収入60億円までは安泰なラインだが、それ以上の伸びを見せるためには、リピーターの存在と、公開前から前例のないほど盛大に行われてきたプロモーションの成果にかかっている。

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最終更新:8月3日(水)21時0分

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