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風船のアサガオ咲いた 長野・佐久の小学校から上野村に

上毛新聞 8月3日(水)6時0分配信

 長野県佐久市泉小の児童が飛ばした風船が、国指定重要文化財、旧黒沢家住宅(群馬県上野村楢原)の近くにたどりつき、同住宅を管理する、同所の黒沢千代栄さん(73)が発見した。風船につるされていたアサガオの種を育て花を咲かせた黒沢さんは「長野からここまでよく飛んできたと感動した。児童にきれいな花が咲いたよと伝えたい」と話している。

◎手厚く育て4粒 立派に

 風船は5月12日、泉小の開校50周年事業として児童や職員が校庭から350個を飛ばした。将来の夢を書き、中にアサガオの種を入れた封筒を取り付けていた。

 黒沢さんはその2日後の14日、旧黒沢家住宅の隣の自宅の木に引っ掛かっている風船を見つけた。封筒を開けると、10粒の種が入っていて、内側に「大人になったらプロサッカーせんしゅのなかまになりたいです」と書かれていた。

 種をまいたところ4粒が発芽し7月20日に赤色や紫色の花を咲かせた。その間、水や肥料やりを欠かさず、ツルが巻き付く支柱を設置するなど手厚く育てた。黒沢さんは「子どものように一生懸命育てた。1日ずつ成長するのが楽しみだった」と振り返る。

 送り主の3年生、臼田遼人君は「大事に育ててくれてうれしい。自分も将来の夢に向かって頑張りたい」と喜んだという。黒沢さんはアサガオの写真を手紙と共に同小に送るという。

最終更新:8月3日(水)6時0分

上毛新聞