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アイ・テック、福島・相馬港に鋼材物流拠点

鉄鋼新聞 8月3日(水)6時0分配信

 アイ・テックは2日、福島県北東部に位置する国の重要港湾・相馬港に形鋼類を中心とした建材物流拠点を約40億円かけて新設すると発表した。東北地方には東北支店(仙台市)など営業拠点を3カ所設けているが、物流拠点の設置は初めて。来年4月に着工して翌2018年3月の稼働開始を目指し、初年度は売上高50億円を見込む。

 岸壁を持つ物流拠点は本社、北陸、東京支店に次いで4カ所目。載貨重量5千トン級までの船舶が接岸できる第一ふ頭に建設する予定で、敷地は4万平方メートル。所有者の福島県から賃借する予定だが、購入も視野に入れる。
 施設は延べ約2万平方メートルの工場棟と事務所棟を備え、工場内に天井走行クレーンや鋼材加工設備をそろえる。在庫品種はH形鋼やコラムなどの建材が中心で、一次加工まで担う。発足時の人員は地元雇用を中心に30人ほどを予定する。
 東北6県にアイ・テックが置く営業拠点は東北支店のほか、青森営業所(青森県八戸市)と福島支店(福島県郡山市)で、人員は計15人。倉庫は持たず地場の需要家に営業し、鋼材は主に関東の東京支店(千葉県富津市)や北陸支店(富山県射水市)から配送していた。
 最も遠い青森県へは荷積みから2日間かかっているが、相馬からは半分の1日で済むなど、納期短縮の効果も見込める。
 計画では初年度の鋼材取扱量は現在の相場換算で年間約6万トンを想定。年間売上高も操業開始5年で30%増の65億~66億円を狙う。
 同日、地元の相馬市役所で大畑大輔社長と立谷秀清市長がそろって会見して明らかにした。大畑社長は「6年前に東京支店を開いた際、東北の相馬にも拠点を持ちたいと考えていた」と長年の検討事項だったと説明。立谷市長から相馬への進出を打診されていたこともあり「東北は震災復興需要もあるが、もともとのユーザーも多い。東日本を網羅するためにもしっかり押さえたい場所だ」として進出を決めた。
 在庫品種についても「岸壁を備えるので国内メーカーの製品はもとより、輸入鋼材も搬入が可能だ。安くて良い品を供給するためにも海外材は必要」と言及した。

最終更新:8月3日(水)6時0分

鉄鋼新聞

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