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白鵬、白星積み重ねて「恩返し」 巡業先福井で元千代の富士しのぶ

福井新聞ONLINE 8月3日(水)8時23分配信

 元横綱千代の富士の九重親方が7月31日に死去したことを受け、横綱白鵬は2日、夏巡業先の福井市内で「自分が(千代の富士の)通算1045勝に近づくことで、あらためてすごさ、偉大さを世の中に広めたい」と記者団に語り、自身の997勝にさらに白星を積み重ねて「恩返しがしたい」と精進を誓った。

 入門時は線が細く、なかなか体重が増えなかったという白鵬は「千代の富士関が体重差をもろともせず、大きな力士を倒していく姿をビデオで研究し、左前まわしを取る型をまねて今の自分の型が身に付いた」と振り返った。巡業時に「もう少し体を作ったらいいところまでいくぞ」と励まされたことも明かした。

 昨年5月の還暦土俵入りで太刀持ちを務めたことが一番の思い出。「間近で雲竜型を見られた」としみじみと語った。巡業から帰京し、東京都墨田区の九重部屋に弔問に訪れた。

 福井市体育館で開かれた大相撲福井場所では、朝稽古前に十両以上の関取衆が約1分間黙とうした。力士会の会長を務める横綱日馬富士が提案し「偉大な大先輩に感謝し、魂をたたえて黙とうをささげた。親方の生きざまは力士たちが受け継いでいる」と述べた。

福井新聞社

最終更新:8月3日(水)8時23分

福井新聞ONLINE