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美浜3号40年超え期限ぎりぎり了承 原子力規制委、高浜1、2号に続き3基目

福井新聞ONLINE 8月3日(水)11時58分配信

 原子力規制委員会は3日、定例会合を開き、運転開始から40年の法定寿命が近づいている福井県美浜町の関西電力美浜3号機について、新規制基準を満たしているとする「審査書案」について了承、事実上の審査合格となった。老朽原発の運転延長が認められるのは同県高浜町の関電高浜1、2号機に続き2例目。

 審査では地震対策について質疑が行われ、原案通り了承した。規制委は約1カ月間の意見公募を踏まえ審査書を確定させ、正式合格とする。11月末の期限までにさらに、運転延長に特化した審査への合格などが必要だが、今回で大きなヤマを越えた形。老朽原発を継続活用する流れが本格化してきた。

 美浜3号機は、全ての審査手続きを通過後も、審査で実施が決まった追加の安全対策工事が必要で、再稼働は2020年春以降になる見通し。

 追加工事は、電気ケーブルの難燃化対策や、重大事故時の対応拠点となる緊急時対策所の設置が中心で、関電は約1650億円を投じる。

 東京電力福島第1原発事故後に改正された原子炉等規制法は、原発の運転期間を原則40年に制限する一方、規制委が認めれば最長20年延長できるとした。高浜1、2号機は6月、延長審査に合格した。

 美浜3号機の出力は82万6千キロワット、76年12月に営業運転を開始している。美浜3号機の運転延長には、11月末までに新規制基準に合格し、工事計画、運転延長ともに認可を受ける必要がある。関電は運転延長を目指して昨年3月に原子力規制委員会に新規制基準の適合性審査を申請した。

 出力が50万キロワット以下と比較的規模の小さい同1、2号機については関西電力は廃炉とすることを既に決定している。

 地元の美浜町の山口治太郎町長は6月7日の定例会見で「新基準をクリアした原発を動かすことに異論はない。(安全対策工事に)地元企業の参入を希望している」と述べている。

最終更新:8月4日(木)10時4分

福井新聞ONLINE