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旧日本軍の弾薬工場、ふじみ野で終戦まで操業 実態迫る企画展開催

埼玉新聞 8月3日(水)10時30分配信

 福岡村(現埼玉県ふじみ野市)にあった旧日本軍の重要な弾薬工場「陸軍造兵廠(しょう)川越製造所」(通称火工廠(かこうしょう))の発掘調査の成果をまとめた企画展が14日まで、ふじみ野市長宮の上福岡歴史民俗資料館で開かれている。

 火工廠は1937年から終戦まで操業し、敷地面積は最終的に東京ドーム約12個分の約55万平方メートルに拡大された。600棟以上の建物があり、最大で数千人以上が働いていたとされる。

 終戦後、工場の跡地は小学校や団地、公園などになり、企業の工場が閉鎖した一部の場所は更地になっている。市は83年から調査を行い、断続的に6回、21カ所で発掘調査を実施。防空壕(ごう)5基、消火活動などに使う水をためる水溜11基などを確認した。

 企画展では、出土した砲弾の薬きょうや消火栓のほか、防空壕の写真パネルなどを展示。初公開の約40品目を含めた計約130点の資料などで、工場の実態に迫っている。20日からは同市大井中央の大井郷土資料館に場所を移して開催される。

 午前9時から午後4時半。入館無料。月曜休館。問い合わせは、上福岡歴史民俗資料館(電話049・261・6065)へ。

最終更新:8月3日(水)10時30分

埼玉新聞