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【ブラジル】交流サイトで患者を侮辱 医師が停職処分に

サンパウロ新聞 8月3日(水)3時45分配信

 サンパウロ州セーラ・ネグラ市のサンタ・ローザ・デ・リマ病院の当直医と2人の職員らが、インターネット交流サイト上で患者を侮辱したとして停職処分となった。

 7月30日付伯メディアによると、ギリェルメ・カペル・パスクア医師は27日、交流サイトに「1枚の写真は1000語よりも語る」と題して1枚の写真を投稿した。その写真には、困ったような表情を浮かべながら「Nao existe peleumonia e nem raoxis」(ペレウモニアもラオシースも存在しない)と書かれた処方箋を手に持つパスクア医師が写っている。ペレウモニアは正しくはペネウモニア(肺炎)、同様にラオシースはライオシース(エックス線)のことだ。

 この写真を投稿する20分前、同医師は整備士のジョゼー・マウロ・デ・オリベイラ・リマさん(42)を診察していた。リマさんは小学校2年生までしか学校教育を受けておらず、いくつかの言葉を正しく話すことができなかったという。

 診察に付き添ったリマさんの継息子、クラウデミル・トマース・マシエル・ダ・シルバさん(25)によると、診断結果を知ったリマさんは医師に「ペレウモニア」の治療について尋ねた。そして、その時の同医師の反応はプロフェッショナルらしからぬものだった。「継父が間違えた言葉を発した時、医師は笑っていた。その時には、彼がまさか交流サイトに投稿して侮辱するとは思わなかった。全くばかげた行動だ。それで私はそのサイトに、彼が医師であることは関係ない、人格を形成する大学は存在しない、と書き込んでおいた。彼は私の書き込みを見るとすぐに写真を削除した。そして、私達と話そうとはしなかった」とクラウデミルさんは話す。

 クラウデミルさんは、リマさんがまだ、医師による交流サイトへの投稿の件を知らず、知った時の反応が心配だと話す。クラウデミルさんによると、リマさんはお金がなかったために勉強をすることができなかった。クラウデミルさんは「継父は学がないので正しく話すことができない。今回起こったことを知ったらとても悲しむだろう。私達まだ話していないが、彼はじきに見つけるだろう。継父はこの町で料理人として働き、その後整備士になった。継父が勉強していたのを覚えている。しかし彼は私の世話をするために授業を放棄しなければならなかった。私が2年間結核を患っていて、その時期に継父は勉強していたのか、それとも私の薬代を支払っていたのか」と話す。

 サンパウロ州立大学(UNESP)卒の同医師は、侮辱するつもりはなかったとして謝罪している。そして、投稿時は仕事中ではなく、交流サイト内の医師グループの仲間と冗談を言い合っていたとし、問題の写真を投稿した者を訴えると話している。

 同州地域医療評議会(Cremesp)は、この医師の行動を評価するために調査を行うと発表した。

サンパウロ新聞

最終更新:8月3日(水)3時45分

サンパウロ新聞

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

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