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保育所から高齢者住宅まで 首都圏の私鉄が推進する「沿線価値向上」の取り組みとは

乗りものニュース 8/3(水) 17:11配信

10月から「地域枠」を新設

 京王電鉄は2016年7月29日(金)、京王グループの社員向け保育所「サクラさーくる」(東京都多摩市)で10月から、地域児童の受け入れを開始すると発表しました。

【写真】京王線のサンリオ化した京王多摩センター駅

 グループ会社の「京王子育てサポート」が、保育所「京王キッズプラッツ」を沿線8か所で運営する京王電鉄。同社の「中期3ヵ年経営計画」は、子育て支援施設や高齢者向け住宅、老人ホーム、葬祭場の開設など、生活支援サービスの多面的展開を行うことで沿線価値の向上を図り「住んでもらえる、選んでもらえる沿線」を目指すとしています。

「サクラさーくる」は大手私鉄で初の従業員向け保育所として、2006(平成18)年に開設。京王電鉄本社がある聖蹟桜ヶ丘駅(東京都多摩市)から徒歩2分の場所にあり、現在は1歳~2歳児9人を受け入れています。同社によると、10月から多摩市の認可を受けて「地域枠」を新設する予定です。

各社に広がる「沿線価値向上」の取り組み

 一方、首都圏の私鉄各社も子育て世代や高齢者などに配慮した事業を通して“沿線価値向上”を目指しています。

 小田急電鉄は2017年度までの「中期経営計画」(3か年)で、複々線化後の収益最大化を重点テーマにし、「日本一暮らしやすい沿線」を掲げて子育て支援や高齢者向け住宅、家事代行サービスなどの事業を展開します。

 西武鉄道を傘下に抱える西武ホールディングスも、2017年度までの「中期事業計画」(3か年)で、高齢者向け住宅の開設や「こども応援プロジェクト」の強化を、「長期的な事業基盤の確立」に必要なものとして挙げるとともに、駅チカ保育所「Nicot」を高架下のスペースなどに開設するなど取り組みを強化しています。

 京王電鉄の担当者は「『サクラさーくる』の地域児童受け入れが、多摩市の待機児童対策に役立つとともに、沿線価値の向上につながれば」と話します。

青山陽市郎(乗りものニュース編集部)

最終更新:8/4(木) 13:08

乗りものニュース

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