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<バングラテロ>犠牲7人追悼式で最後の別れ なんで…と悔しいはず

埼玉新聞 8月3日(水)10時30分配信

 バングラデシュの飲食店襲撃テロで犠牲になった7人の合同追悼式が2日、東京都港区の青山葬儀所で営まれた。参列者は最後の別れを告げるとともに「1カ月たっても実感が湧かない」「衝撃が隠せない」と悲痛な胸の内を明かした。

 追悼式には友人や会社の同僚が訪れ、喪服姿で式場に入った。

 埼玉県富士見市出身の下平瑠衣さん(27)ら社員3人が勤めていた建設コンサルタント会社「アルメックVPI」のプロジェクトに携わる松岡誠也さん(69)は、下平さんとの面識があった。学生時代から国際ボランティアや国連機関でインターンをするなど、発展途上国のために尽力してきた下平さんの活躍ぶりを耳にしていたという。「プロジェクトが中断し、彼らの夢も途切れて非常に残念で歯がゆい」と惜しんだ。

 参列者によると、追悼式では犠牲者の所属会社を代表し、同社社長が7人の人柄や実績を話したという。犠牲になった酒井夕子さん(42)と大学時代に同じハンググライダーサークルに所属していた男性は、大学卒業後も数年に1度、食事や登山を楽しんだ。「テロの犠牲に遭ったなんてまだ実感が湧かない」と静かに話した。

 「バングラデシュの発展を願っていたはずなのに、志半ばで犠牲に遭い『なんで自分が』と悔しいと思う」。参列した技術者男性は7人の思いを代弁し「同業者としても悔しいし無念」と、やるせなさを語った。 

 追悼式には安倍晋三首相や岸田文雄外相も参列した。

最終更新:8月3日(水)10時30分

埼玉新聞