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いまでは全国で1093か所 増殖続く「道の駅」 その背景と現実は

乗りものニュース 8月3日(水)23時10分配信

毎年40か所前後増えている「道の駅」

 地域の特産品などが手軽に買えることから、観光スポットとしても人気の「道の駅」。その数は年々増加し、2016年8月現在、全国で1093か所にも上ります。

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 国土交通省 国道・防災課によると、「道の駅」への登録は毎年春と秋の2回実施されており、近年では、毎回20か所前後が登録されているそう。手順はまず各自治体が企画を作り、現地の整備局との協議などを経て登録、という流れです。

 では「道の駅」の運営の仕組みはどのようなものでしょうか。

 全国の市町村で最も多い8か所の「道の駅」を抱える千葉県南房総市では、その運営をすべて第三セクターに委託。各テナントは面積と売り上げに応じてテナント料を支払えばよいため、出店者にとっては、店舗を持たずに営業できるメリットがあります。同市以外も、第三セクターなどが運営しているのが現状のようです。

 また、国交省が求める登録要件も、「利用者が無料で24時間利用できる十分な駐車場、清潔なトイレ」「情報発信機能」「地域連携機能」などそのハードルは決して高くはありません。

 出店者にとってリスクが低く登録要件も厳格ではないため、今後も“道の駅ブーム”は続くとみられますが、厳しい現実も一方ではあるようです。

 町村合併によって成立した先述の南房総市は、各町村が合併前に「道の駅」を開設していたため、8か所もの「道の駅」を抱えることになったといい、中には“業績”が芳しくない「道の駅」も出始めているそうです。

青山陽市郎(乗りものニュース編集部)

最終更新:8月3日(水)23時46分

乗りものニュース