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AEDアプリで案内 救命・防災資機材を地図に 大和市

カナロコ by 神奈川新聞 8月3日(水)6時31分配信

◆災害に強いまち目指す
 神奈川県大和市は8月、市民が救命や防災の初期対応で使用できる資機材の位置情報を、モバイル端末のアプリケーションで知らせる新サービスを始める。市によると、救命・防災資機材の情報提供は全国でも例がない。市が積極的に進めるハード面の整備に加えてソフト面の機能を強化し、市民と災害に強いまちづくりを目指す。

 23万人が暮らす大和市は川崎市に次いで県内で2番目に人口密度が高い。住宅密集で災害時の被害拡大が予想され、大和市は東日本大震災以降、自動体外式除細動器(AED)と、消火栓や排水栓から直接取水できるスタンドパイプの設置を進めてきた。

 AEDは市内のコンビニ店や鉄道駅と協定を結び、現在の設置数は350カ所を超える。また、消火栓は約1390カ所、防火水槽は約310カ所あり、自主防災組織が消火訓練などで消火栓や排水栓を消防機関の立ち会いの下で使用できるよう県と調整し、災害時に備えたスタンドパイプの試用も広めている。

 今回はこれらをより利用しやすくしようと、消火栓や防火水槽、AEDの位置情報をアプリ「MAPS.ME」に反映させる。市と包括連携協定を結ぶ青山学院大学の古橋大地教授の協力で、画面上の地図に落とし込み、現在地からの距離や資機材の使い方も紹介。災害時に応急的に対応できるよう工夫する。

 アプリは無料。スマートフォンやタブレット端末で利用できる。ダウンロードすれば、回線が遮断されたオフライン状態でも使用可能。

最終更新:8月3日(水)6時31分

カナロコ by 神奈川新聞