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「震災で疲弊が原因」でもその前から 給食費着服

カナロコ by 神奈川新聞 8月3日(水)11時13分配信

 藤沢市の女性職員が学校給食費約6470万円を着服していた問題で、女性職員が2010年の職務上のトラブルでストレスを感じて着服を始めたと話していることが1日、分かった。女性職員は当初、着服の理由を11年の東日本大震災直後の対応に疲弊したためとしていたが、実際は震災以前から手を染めていた。

 着服していたのは市教育委員会学校給食課の元上級主査(61)=懲戒免職。市教委によると、元上級主査は当初、「震災直後に給食食材への放射能の影響を問い合わせる電話が保護者から相次ぎ、対応に疲弊してやってしまった」と説明していた。

 だが、その後の市教委の聞き取りに、「震災の1年ぐらい前からやっていた。震災後にエスカレートして、回数も金額も増えていった」と説明が変遷。着服に手を染めた理由については、「10年に給食用の牛乳に関するトラブルがありストレスを感じていた」と話したという。

 市教委は今後、現金を管理していた口座の出入金記録を調べ、元上級主査の供述の信用性を検証する。ただ、10年分については保管期限を過ぎているため、すでに関係書類が廃棄されているケースもあるという。

最終更新:8月3日(水)11時13分

カナロコ by 神奈川新聞