ここから本文です

被害者匿名問題、県警は詳細説明せず 相模原障害者施設殺傷

カナロコ by 神奈川新聞 8月3日(水)18時16分配信

 相模原市の障害者施設殺傷事件で県警は3日、被害者45人の氏名を発表しない理由について「知的障害者の支援施設であり、遺族のプライバシー保護の必要性が極めて高いと判断した。遺族からも強い要望があった」とのコメントを発表。一方で「中身の説明はしない」と繰り返し、詳細な理由は明らかにしなかった。

 県警は事件が発生した7月26日、犠牲者19人は性別と年齢、負傷者26人は性別と年齢幅だけを発表した。

 これまでは被害者が障害者の場合も原則として実名を発表していた。遺族が匿名を希望した場合も「匿名希望あり」といったただし書きを付けて原則発表しており、実名か匿名かの判断は報道機関に委ねていた。

 県警刑事部の荻原英人管理官は、異例の対応と認める一方、「なぜ知的障害者の施設はプライバシー保護の必要性が高いのか」との質問に「コメント以上の中身の説明はしない」などと回答。さらに説明を求められると「これはちゃんとオフィシャルに詰めた文章。2回正確に読み上げた。それ以上解説することは差し控えたい」と述べた。

 一方、県は3日、犠牲者19人の自治体別内訳を発表。横浜と相模原の両市が各6人、大和、座間、綾瀬、秦野市、愛川町が1人、県外が2人だった。県警と同様に匿名としている理由について、保健福祉局の佐久間信哉局長は「犯罪で被害に遭われた方ということで基本的には犯罪情報。一義的な判断は警察がするべきもの。警察と歩調を合わせていきたい」と述べた。

◆県警のコメント全文 「今回お亡くなりになった方が入所していた施設は知的障害者の支援施設であり、ご遺族のプライバシー保護等の必要性が極めて高いと判断しました。また、ご遺族からも警察が報道対応をするに当たっては、その点について特段の配慮をして欲しいとの強い要望がありました。今回の対応はこうした事情を踏まえたものです」

最終更新:8月3日(水)18時16分

カナロコ by 神奈川新聞

豊洲へなぜ市場移転 経緯と課題

築地から市場が移転される豊洲で、都が土壌汚染対策をしていなかったことが発覚。そもそもなぜ豊洲に移転するのか、経緯と課題を知る。