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解体直前、姫路のレトロ駅が48年ぶりに一般公開

Lmaga.jp 8月3日(水)9時0分配信

「昭和レトロ」「産業遺産」としてマニアから注目を集めてきた旧姫路市営モノレールの「大将軍駅」。この駅舎が8月13日・14日、48年ぶりに一般公開される。この見学会の後、老朽化のため建物と線路の取り壊し工事が行われるとあって、姫路の近代遺産を記憶におさめる最後の機会だ。

今なお残る当時の改札口。まだ自動改札ではない

姫路市営モノレールは、『大阪万博』のモノレール運行より4年も早い昭和41年5月に営業を開始。同年に現在の「手柄山中央公園」で開催された『姫路大博覧会』に合わせた開業だった。「姫路駅」と「手柄山駅」を結ぶ全長1.6kmの短い路線で、その2駅の中間駅としてあったのが「大将軍駅」。なんと店舗と住居が入った複合ビル内に駅があり、線路は建物の4階部分を貫通、そのカーブに合わせてデザインされた斬新な建物は、とても話題となった。しかし、ラーメン1杯60円だった当時、片道100円の運賃は高額で、博覧会終了後は利用客が激減。駅は昭和43年に営業を終え、モノレールもわずか8年で営業を終了した。

元「大将軍駅」跡地は、モノレール営業終了後も住居利用されたため、一部の線路を含め現在まで残っており、ここ数年は、多くの鉄道ファンや廃墟マニアが遠方から訪れて写真を撮るなど「産業遺産」として注目を集めていた。しかし、老朽化で倒壊の危険があることから今夏に建物の取り壊しが決定。すでに線路桁の一部撤去は進んでおり、駅もまもなく解体工事に取りかかるため、今回が最後の一般公開となる。見学は抽選制で、応募は8月5日まで。詳細は公式サイトにて。

文/合楽ひとみ

最終更新:8月3日(水)9時6分

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