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【米ビルボード・アルバム・チャート】ドレイクが12週目の1位をマーク、ラッパーとして歴代最長記録を塗り替え

Billboard Japan 8月3日(水)11時20分配信

 ドレイクの『ヴューズ』が通算12週目のNo.1を獲得し、歴代記録を塗り替えた、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。

 ラッパーとしては最長、歴代記録でも7位に記録を更新した、ドレイクの『ヴューズ』。次週、13週目の首位獲得となれば、あの大ヒット作『アナと雪の女王』(2013年)のサントラ盤と並ぶ記録となるが、チャートマニアからは待ったの声が掛かっている。

 というのも、これまで歴代記録を更新してきたアルバムは、すべて「実売」のみの純粋なアルバム・セールスだったが、ドレイクの本作は、2015年にチャートの改編が行われてからの12週首位獲得ということで、この記録更新には「納得ができない」という声も多数あがっている。

 現在のアルバム・チャートは、実質上の純粋なアルバム・セールスに加え、アルバムに収録されている楽曲(単曲)のストリーミングでの聴取回数と、アルバムに収録されている曲が10曲購入されると1枚のアルバムセールスに見なされるというルールが加わり、ドレイクは、この「ストリーミング回数」でのポイントをもっとも多く稼いでいる。4位にランクインしている、リアーナの『アンチ』もそうだ。

 今週、ソング・チャートで2週目の首位をマークした、「チープ・スリルズ」が収録されたシーアのアルバム『ディス・イズ・アクティング』が、アルバム・チャートで11位から6位に再浮上した理由も、この曲のストリーミングとデジタル・セールスが好調だからだろう。3位にランクインしている、トウェンティ・ワン・パイロッツの『ブラーリーフェイス』も、シングル曲がヒットしているため。

 一方で、今週2位に初登場したラッパーのグッチ・メインなどは、アルバム『エブリバディ・ルッキング』からのシングル曲はまったくヒットしていないので、初動枚数68,000枚はほぼ「実売」といえるが、こういったアーティストは、発売翌週には一気にランクダウンしてしまうという傾向にある。同時リリースが話題となった、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ(今週38位)やレディオヘッド(今週90位)もそうだろう。

 7位のアデル、10位のメーガン・トレイナー、11位のアリアナ・グランデなども、若者からの支持が厚いため、ストリーミング回数や1曲ずつのダウンロードによるポイントを、アルバムセールスに反映させている。

 これが「納得できるか」どうかは別として、昨今の音楽を聴く手段はこういったものが主流になっていることから、ストリーミング回数やシングル曲のセールスをアルバムの売上に反映させることは、正しいチャート改編といえる。

Text:本家一成

※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、3日22時以降となります。

◎【Hot200】トップ10
1位『ヴューズ』ドレイク
2位『エヴリバディ・ルッキング』グッチ・メイン
3位『ブラーリーフェイス』トウェンティ・ワン・パイロッツ
4位『アンチ』リアーナ
5位『エピックAF』
6位『ディス・イズ・アクティング』シーア
7位『25』アデル
8位『ハミルトン:アメリカン・ミュージカル』サウンドトラック
9位『レモネード』ビヨンセ
10位『サンキュー』メーガン・トレイナー

最終更新:8月3日(水)11時20分

Billboard Japan

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。