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<防衛白書>沖縄の地理的優位性を強調 辺野古は「唯一の解決策」

沖縄タイムス 8/3(水) 13:40配信

 【東京】中谷元・防衛相は2日の閣議で、2016年版の防衛白書を報告した。昨年版と比べると沖縄について「朝鮮半島や台湾海峡といった潜在的紛争地域に近い位置にあると同時に、これらの地域との間にいたずらに軍事的緊張を高めない程度の一定の距離をおいている」などと加筆し、「地理的優位性」を訴える内容になった。新基地建設については、埋め立て承認取り消しをめぐる訴訟や和解などの経緯を明記した。

 これまでも沖縄は、安全保障上極めて重要とされてきた。沖縄本島について「戦略的要衝として重要性を有する」とし、中国など大陸との位置関係からも「戦略的に重要な目標となる」など優位性を列挙した。

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについては配備経緯年表の代わりに「オスプレイの有用性」という表を掲載。地図やグラフで、CH46ヘリコプターより優れている点を挙げ「これまで国内において安全に運用されている」とした。

 辺野古については、「唯一の解決策」とする一方、「丁寧に説明し、県側の理解を得るべく粘り強く取り組む」と政府の立場を説明した。和解条項に基づき協議は進めるとあるが、県が辺野古以外の移設先を探すよう根本的な協議を求めていることなどは触れられていない。

 日米地位協定については、元米海兵隊員で軍属による暴行殺人事件を受け軍属の地位の扱いを見直す共同発表をしたとし、「個別の措置の詳細な発表を目指し作業を行う」と掲載。自衛隊については、航空自衛隊那覇基地に第9航空団を、与那国島に沿岸監視隊を新編したことを紹介した。陸上自衛隊の先島諸島への配備方針も改めて示された。

最終更新:8/3(水) 13:40

沖縄タイムス