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強いチームに守護神あり? “ストッパー受難”の2016年

ベースボールキング 8/3(水) 13:20配信

今年は“ストッパー受難”の年?

 いよいよ勝負の8月戦線に入ったプロ野球。ここからシーズン佳境へ向けて苦しくなってくる時期であるが、今季は「抑え投手の苦労」が目立つ。

 例えば、パ・リーグでCS圏内の3位につけているロッテ。開幕前の下馬評を考えると健闘が光っているが、ここに来て守護神・西野勇士が右肘痛で離脱。現在は益田直也が勝ち試合の最後を任されている。

 育成から這い上がり、今や侍ジャパンに選出されるほどのストッパーに成長した西野であるが、今季は40試合で3勝6敗21セーブ、防御率は3.51。抑えに定着したここ2年、50試合以上に登板して防御率は1点台と安定した投球が光っていただけに、今年の内容はやや不安が残る。 

 パ・リーグ2位の日本ハムもそうだ。昨季リーグ2位の39セーブをマークした増井浩俊が開幕から絶不調。5月の頭に登録を抹消され、その後一度は一軍復帰を果たすも、またすぐに二軍降格となった。

 それでも、当初はセットアッパーを務めていた助っ人のマーティンが、増井の穴を見事に埋めた。ここまで42試合の登板で、防御率は1.36。7月は月間最多の8セーブを記録するなど、ここまで15セーブを記録し、快進撃を続ける日本ハムの最後の砦として君臨している。

まさかの退団劇も...

 セ・リーグでは、予期せぬ事態によって抑えを変更せざるを得なかったチームがある。昨年の王者・ヤクルトだ。

 昨季最多セーブのタイトルを獲得し、チームを支えた守護神・バーネットがアメリカに帰国。代わって抑えを務めたのが、昨年はセットアッパーが主な役割だったオンドルセクだった。

 2年目の助っ人は開幕から16試合連続で無失点投球を続けるなど、安定した投球を披露。ところが、ある“事件”によって状況は一変する。

 6月26日の中日戦、4-1と3点リードの9回に登板するも、味方のミス絡みで崩れて3失点。試合を締めることができなかった。すると、ベンチに戻ったオンドルセクが激昂。ベンチで怒鳴り散らすなどし、監督・コーチに不満をぶちまける素振りを見せた。

 そんな振る舞いを問題視した球団は、謹慎処分を命じ登録を抹消。その後は謝罪も行い、和解に向かって歩み始めたと思った矢先、家庭の事情から一時帰国すると、7月21日に突然の退団発表。日本に戻ってくることはなく、現在はメジャーリーグのオリオールズでプレーしている。

 オンドルセクが離脱した後の抑えは、デビューから2年連続で60試合以上に登板中という鉄腕・秋吉亮が務めている。

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最終更新:8/3(水) 13:31

ベースボールキング