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ごみ収集車からの映像提供 白山など、事件・事故究明に

北國新聞社 8月3日(水)3時20分配信

 白山、野々市両市を巡回するごみ収集車約100台のドライブレコーダー映像が、事件捜査や事故原因の究明に活用されることになった。産業廃棄物処理業の「トスマク・アイ」(白山市)が白山署に提案し、今後は同署の依頼に応じて、随時映像が提供される。ごみ収集車は住宅街の細い道路など防犯カメラの空白地を走るケースも多く、同署は犯罪抑止力の向上にも期待を寄せている。

 トスマク・アイは白山、野々市両市内の家庭ごみ、産業ごみの収集の大半を請け負っている。両市のごみ収集所は計約千カ所に上り、ごみ収集車は月~土曜日の午前6時から午後5時まで運行している。

 6センチ四方のドライブレコーダーは、車両フロントガラスに搭載されており、常時、直近の1時間余の映像を記録する性能を持つ。鮮明なカラー映像で撮影視野も広く、衛星利用測位システム(GPS)により日時や位置情報なども記録する。

 ドライブレコーダーは6月、同社の車両管理などを目的に導入されたが、「日々の活動がそのまま安全パトロールになり、地域に貢献できる」(藤井雅之社長)と考え、警察への協力を思い立ったという。同社は今後、営業用車両など残りの約50台にも順次ドライブレコーダーを設置する。

 県警によると、ドライブレコーダーの映像提供では、これまでに県トラック協会と県タクシー協会の2団体と協定を結んでいるが、民間企業との連携は初めてという。白山署は「映像は事件事故の早期解決につながり、協力は大変ありがたい」としている。

北國新聞社

最終更新:8月3日(水)3時20分

北國新聞社