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NY外為:円が対ドルで上昇、トレーダーの予想とは逆の動きに

Bloomberg 8月2日(火)18時16分配信

外国為替市場では、ドル・円相場が先物市場で予想されていた動きと逆の展開となり、動揺が広がった。

2日の外国為替市場では円がドルに対して急伸し、3週ぶり高値を付けた。日本政府が発表した経済対策に失望感が広がった。一方でドルは下落。ドルは先週、米金融当局が政策引き締めで緩やかな道筋を示唆したことや、4-6月(第2四半期)の国内総生産(GDP)が予想を下回る伸びにとどまったことなどを手掛かりに週間ベースで下落していた。

円とドルの動きは、ヘッジファンドなどが先物市場で過去1カ月に予想してきたものと反対となっている。トレーダーらは、米金融当局のタカ派姿勢や日本による金融・財政面での大規模な政策パッケージを見込み、円に対する強気ポジションを減らす一方でドルの強気ポジションを増やしていた。

ウニクレディト銀行のバシレイオス・ギオナキス氏はブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「大規模な追加量的緩和やヘリコプターマネーの話が出ない限り、ドルは対円で今後下落するだろう」と述べた。同氏は、円が年末までに1ドル=95円に上昇すると予想している。

ニューヨーク時間午後1時56分現在、円は対ドルで前日比1.5%高の1ドル=100円85銭。一時、7月11日以来の高値を付けた。主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.6%下げている。

原題:Currency Traders Had Divergence Bet Backward, Yen’s Surge Shows(抜粋)

Rebecca Spalding, Lananh Nguyen

最終更新:8月3日(水)4時52分

Bloomberg