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7&iHD:ニッセンHD完全子会社化、株式交換で-百貨店リストラ

Bloomberg 8月2日(火)19時22分配信

セブン&アイ・ホールディングスは、カタログ通販で赤字が続く連結子会社のニッセンホールディングスを完全子会社化すると2日発表した。傘下の西武店舗の一部閉鎖も明らかにし、不採算事業の構造改革を進める。

議決権ベースで50.74%を保有するニッセンHDを、10月末までに完全子会社化することを取締役会で決定した。発表資料によると、株式交換の形式で、ニッセンHD株1に対し、7&iHD株0.015を割り当てる。交付予定の株式数は47万2254株で、2日の終値で計算した場合、約20億円相当。割り当てる7&iHD株は、51万4300株を上限に31日までの期間に株式市場から買い付ける。ニッセンHDは10月27日に上場廃止となる予定だ。

デフレ心理が台頭する中、7月7日に決算を発表した7&iHDは、百貨店事業や通販の不振から3-5月の営業利益が815億円と、前年実績、市場予想をともに下回った。電子商取引(Eコマース)の浸透で通販業の競争が激化し、傘下のニッセンHDは2013年以降に業績が悪化した。7&iHDは、構造改革によって全社でのオムニチャネル戦略の推進を行うとしている。

今期(17年2月期)の業績見通しも発表した。従来はニッセンHDの業績予想が未発表だったため、未定としていた。7&iHDの営業利益は3790億円、純利益は1720億円になる見通し。西武の八尾店と筑波店を来年2月いっぱいで閉店し、45歳以上の社員を対象に350人の希望退職を募集することも合わせて明らかにした。

ニッセンHD株は2日の取引で、前日比30円(31%)高の126円と値幅制限いっぱいのストップ高まで買われ、なお取引終了時点で111万株の買い注文を残した。7&iHD株は同0.5%安の4267円となった。

Grace Huang

最終更新:8月2日(火)19時22分

Bloomberg