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欧州株:3週ぶり安値、銀行が売り浴びる-原油安で石油株も安い

Bloomberg 8月3日(水)2時22分配信

2日の欧州株式市場では指標のストックス欧州600指数が続落し、3週間ぶりの安値に沈んだ。銀行株がこの日も売りを浴びた。まちまちの決算を見極める動きの中、原油安が石油・ガス銘柄の重しとなった。

ドイツのコメルツ銀行が9.2%下げるなど、業種別19指数の中で銀行株指数は最もきつい値下がりとなった。同行が通期利益目標を断念し、減益となると警告したことが嫌気された。石油株ではフランスのトタルと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルの下げが目立った。原油相場が1日に弱気相場入りしたことを受け、石油株が売られた。5%急落したドイツのフォルクスワーゲン(VW)を中心に自動車株も安い。韓国当局が同社の80モデルの販売を禁止したほか、バイエルン州が排ガス不正をめぐり訴訟も辞さない構えを示したことが売りにつながった。

ストックス600指数は前日比1.3%安の335.47で終了。域内の主要銀を対象にした最新のストレステスト(健全性審査)の結果でほとんどの銀行が危機に際して十分な資本を保有していると判定されたものの、投資家はテスト結果を額面取りに受け取らなかったことから、前日も値下がりした。

MPPM(独エップシュタイン)のギレルモ・ヘルナンデス・サンペレ氏は「銀行が現在のような低コスト環境で利益を得るとあまり信じられていないようだ」と発言。「1-3月(第1四半期)の主因の1つだった原油価格がまた材料視されている。状況は変わっていない。主要産油国の生産量が依然として多過ぎる」と付け加えた。

ドイツのDAX指数は1.8%安と、4週間ぶりの大幅安。小売企業メトロは8.7%値下がり。ルフトハンザ航空は3.2%下げた。インフィニオン・テクノロジーズは4.9%安となった。

原題:European Stocks Decline to Three-Week Low as Banks Extend Losses(抜粋)

Justin Villamil, Alan Soughley

最終更新:8月3日(水)2時22分

Bloomberg