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Fリテイリ株反発、暑さでユニクロに客足戻る-エアリズムなど好調

Bloomberg 8月3日(水)10時13分配信

衣料ブランド「ユニクロ」を展開するアジア最大のアパレルチェーン、ファーストリテイリングの株価が3日、反発した。前日に発表した7月の国内ユニクロ販売統計で客足が戻っていることが明らかになった。

午前の取引で一時、前日比2.4%高の3万4460円まで買われた。午前10時12分現在、同2.1%高で取引されている。トピックスは同1.5%安。発表によると、7月のユニクロ既存店売り上げは前年同月比18.1%増で、客数も同8.1%伸びた。客数の伸び率は2014年1月以来の高水準。7月前半に気温が高く推移し、エアリズムなどの夏物コア商品の販売が好調だったという。

ユニクロの店舗では週末の限定販売を抑え、平日から「お買い求めやすい価格戦略」を展開した結果、値引率が改善しつつある。上半期(15年9月-16年2月)には既存店売上高で前年同期比1.9%減、客数は同6.3%減まで落ち込んでいた。

JPモルガン証券の村田大郎アナリストは、Fリテイリの業績は「回復基調にある」と3日の電話取材で指摘。株式市場全体が円高で下げている影響を受けているものの、株価は「もっと上昇してもおかしくない」と述べた。

野村証券の正田雅史アナリストは2日付リポートで「採算改善に続き、客数改善も想定より早く始まった」と記した。9月からの来期については「ネット展開の本格化、17 年春の『デジタル開発本部』稼働による増収効果が、次の戦略成果として顕在化」すると述べ、目標株価を従来の3万3640円から4万1000円に引き上げた。

Fリテイリは積極的にユニクロの海外出店を進める一方で、国内では4月に、東京・有明の物流センターが完成。店舗での商品補充やネット販売の配送がより機動的に行えるようになるとしている。秋にはバーチャルな「デジタルフラッグシップストア」をオープンし、さまざまな新サービスを開始する予定。

Grace Huang

最終更新:8月3日(水)10時13分

Bloomberg