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オプション市場で元安観測後退-プットのプレミアム2年ぶり低水準

Bloomberg 8月3日(水)15時7分配信

オプション市場で中国人民元の値下がり見通しが後退している。中国の指導部は元相場を安定化させる意向であり、元安が進むとしても段階的だとの観測が広がっている。

対ドルで人民元を売る3カ月物プットオプションのコール(買い)オプションに対する上乗せコストは、2014年9月以来の低水準に近い。3カ月物リスクリバーサルによれば、プットオプションのプレミアムは3日の香港市場で0.6ポイント。1日の取引終了時には0.57ポイントと14年9月11日以来の低水準となっていた。今年2月時点で4.6ポイントだった。

中国人民銀行(中央銀行)の陳雨露副総裁は先月、通貨バスケットに対する元相場の安定維持に懸命に取り組むだろうと発言。人民銀が節目の水準の突破阻止を図ったとの見方もあり、当局が行き過ぎた元安を阻止しようとする兆候が増えている。

DBS香港の資金・市場担当マネジングディレクター、トミー・オン氏は「積極的に元安を推し進める理由はない。空売り投資家にもそうした関心はほとんどない」と述べ、人民銀が先月のように1ドル=6.7元を超える元安水準を阻止する公算が大きいと予測した。

中国外国為替取引システム(CFETS)によると、人民元は上海時間3日午後4時35分(日本時間同5時35分)現在、前日比ほぼ変わらずの1ドル=6.6308元。香港オフショア市場では0.05%安となっている。

原題:Yuan Bearish Bets Wane to 2014 Low as PBOC Seen Tightening Grip(抜粋)

Tian Chen

最終更新:8月3日(水)18時14分

Bloomberg