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小澤征爾&水戸室内管弦楽団によるベートーヴェン・シリーズ第3弾は同コンビ初の「運命」

CDジャーナル 8月4日(木)17時6分配信

 小澤征爾と水戸室内管弦楽団によるベートーヴェン・シリーズ第3弾『ベートーヴェン: 交響曲第5番「運命」他』(UCCD-1433 3,000円 + 税)が8月3日(水)に発売。この録音は、今年3月に水戸で行なわれた同団定期演奏会を録音したもので、水戸芸術館と水戸室内管弦楽団にとっては初となる「運命」の演奏でした。

 小澤の「運命」は、2000年のサイトウ・キネン・オーケストラとの録音以来じつに16年ぶり。元ウィーン・フィル奏者で、水戸室内管弦楽団のティンパニ奏者でもあったローランド・アルトマン(Roland Altmann)が小澤に「運命」の演奏を提案し、小澤も彼のティンパニで演奏することを楽しみにしていましたが、アルトマンは演奏会直前の2月に急逝。奇しくもアルトマンに捧げる演奏になりました。小澤のみならず、団員一人ひとりの思いがこもった演奏は聴衆の心に強く響き、終演後は満員の聴衆がスタンディング・オベーションで賞賛しました。

 カップリングには、当日2曲目に指揮者無しで演奏されたモーツァルトのクラリネット協奏曲を収録。フィラデルフィア管首席奏者で、水戸室内管の奏者でもあるリカルド・モラレス(Ricardo Morales)がソロを務め、やわらかく美しい演奏を繰り広げています。

 小澤が総監督を務める〈セイジ・オザワ 松本フェスティバル〉は8月上旬に開幕し、期間中、小澤が指揮するコンサートもいくつか予定されています。

最終更新:8月4日(木)17時6分

CDジャーナル