ここから本文です

写真甲子園が映画に 浦工卒業生ら出演

琉球新報 8月4日(木)5時0分配信

 全国の高校生が写真の腕を競い合い、さまざまなドラマが誕生し「入り口は競争、出口は感動」と言われる全国高校写真選手権大会(写真甲子園)を題材にした映画「写真甲子園」が現在、北海道東川町を中心に撮影が進められている。「映画にリアリティを持たせたい」と菅原浩志監督に依頼され、2015年に優勝した浦添工業高のメンバー3人と顧問も出演。東京と大阪の高校が主役だが、沖縄ロケもして沖縄が重要な要素を占めている。

 映画は、「写真の町」をうたい、写真甲子園を主催する東川町が企画した。趣旨に賛同した菅原浩志監督が手掛け、秋野暢子さん、河相我聞さんらが出演する。地元北海道や東京で開かれたオーディションで選ばれた人たちが出場18校の生徒や町の人たちを演じ、カメラを手に頂点を目指す高校生たちのドラマや成長を描く。写真甲子園が25回大会を迎える2018年1月に全国公開される。

 菅原監督は撮影前の昨年、大会全体を視察し、熱心にファインダーをのぞく浦添工の選手らを見て出演を依頼。顧問の仲眞富夫教諭は「生徒たちは写真甲子園でとても成長させてもらった。映画に協力することで恩返しできれば」と快諾した。昨年3年生で現在は専門学校に通う普天間皐月さん(19)、写真館で働く宮平愛美さん(18)、現在3年生の佐和田星さん(17)の3人の元選手の同意を得て、7月22日から10日間、北海道入りしてロケに加わった。

 求められるのは「写真を撮ること」。思いがけずせりふもあった宮平さんは「方言で話してと言われてびっくりした」と目を丸くした。昨年の優勝作品は映画にも登場するため、普天間さんは「写真を見てもらえるのはうれしいし、ロケ中でも撮影するのは楽しい」と写真部員の顔になる。予選で知念高に敗れて大会に出場できなかった佐和田さんは「本当は来たくなかった。でも映画で写真部活動が広まったらうれしい」とほほ笑んだ。

 映画の製作予算1億2千万円は東川町がふるさと納税に似た「ひがしかわ株主制度」の「写真甲子園映画化支援事業」で寄付を募っている。金額によって寄付者の名前が公式ホームページや映画のエンドロールに掲載される。詳しくは同制度のHPまで。

琉球新報社

最終更新:8月4日(木)10時36分

琉球新報