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OECD「世帯負債の多い国ランキング」日本はあと9%で・・・

ZUU online 8月4日(木)11時10分配信

「世帯負債の多い国ランキング」が発表され、日本が28カ国中11位であることが判明した。

日本の一世帯の負債が実質可処分所得を占める割合は平均132%。世帯負債最大国であるデンマークの308%と比較すると3分の1強だが、あと9%の上昇で10位入りしてしまうというきわどいラインだ。

近隣国から上位10カ国にランクインしたのは8位の韓国。上位20カ国は圧倒的に欧米国が多く、経済が発展している国の世帯負債が膨れあがっていることがわかる。

逆にハンガリーやエストニアといった、比較的経済が小規模な国の平均負債は、54%から83%に抑えられている。

この調査は経済協力開発機構(OECD)が、加盟35カ国中28カ国における2014年の平均実質可処分所得と、住宅ローンを含む平均負債額から算出したものだ。

■EUの崩壊は数年前から始まっていた?

EU加盟国は14カ国がトップ20に入っているが、そのうち7カ国がトップ10だ。OECD加盟国に欧州国が多いという事実を考慮しても、順位の高さ、つまり負債による負担の大きさには目を見張るものがある。

英EU離脱決定が引き金となり、その存続に致命的な亀裂が入ったかのように見えるEU。調査データは英EU離脱以前に収集されているが、政治面だけではなく、経済面ではすでにその亀裂が表面化し始めていたということだろうか。

特に経済基盤が安定しているイメージの強い国ほど、順位が高いという点が気になる。

IMFの統計による2016年の各国の一人当たりの実質GDP(国内総生産)を見てみると、上位3カ国ともに2008年のリーマンショック以降は徐々に回復傾向にあったが、過去数年を境に再び後退、あるいは成長速度が鈍化している。

■経済大国で負債保有世帯と負債額が増加

オーストリア、英国、日本、米国、ドイツなどの経済大国でも、世帯負債が実質可処分所得を大きく上回っている。

ドイツ(18位)以上の順位にランクインしている国の平均負債は、いずれも100%を超えおり、負債保有世帯の増加が目立つ。

総務省統計局の発表によると、日本では2013年以降、二人以上の勤務者世帯の負債高が、平均年間収入以上に達している。昨年の統計を例に挙げると、平均年間収入が709万円であるのに対し、負債高は755万だ。

過去10年間以上、負債保有世帯数は常に50%前後にとどまっており、中央値(負債のない世帯を除いた平均値)は1995万円となっている。

■負債が家計を圧迫している20カ国

20位 オーストリア(89%)
19位 イタリア(90%)
18位 ドイツ(94%)
17位 フランス(105%)
16位 ベルギー(112%)
15位 米国(113%)
14位 ギリシャ(115%)
12位 フィンランド(127%)
12位 スペイン(127%)
11位 日本(132%)

10位 ポルトガル(141%)
9位 英国(153%)
8位 韓国(163%)
7位 カナダ(166%)
6位 スウェーデン(173%)
5位 オーストラリア(206%)
4位 アイルランド(207%)
3位 ノルウェー(225%)
2位 オランダ(277%)
1位 デンマーク(308%)
(ZUU online 編集部)

最終更新:8月4日(木)11時10分

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