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iPhone版使ったらKindle Unlimitedが「てのひら図書館」になった

ITmedia ニュース 8月4日(木)13時8分配信

 日本語版Kindle Unlimitedのコンテンツブラウズが、ユーザーを迷わせるつくりになっていて、目的地になかなかたどりつけないとの第1印象を書いた。だが、iPhone版Kindleアプリで試してみると見違えるほど快適であることがわかったので、悪の教典#9 第2印象じゃない、Kindle Unlimitedのセカンド・インプレッションをお届けする。

【Book Browser起動画像】

 KindleのiOSアプリには逃れようのない欠点がある。それは、アプリ内でコンテンツを追加できないというところだ。できるのは、ほかのマシンやiPhoneのSafariで購入したコンテンツを同期させて読むこと。それだけ。

 このため、出先で手持ち無沙汰、新刊でもさがすかとなったときにはApple純正のiBooksを使うことが多かった。ストア機能を内蔵できるのはAppleのみだからだ。

 だが、それが定額制サービスならばどうか。Appleはお金のやりとりをアプリ内課金を経由せずに行うことを禁じているのであって、課金が発生しないのであればコンテンツの追加・削除は可能になる。事実、ビデオ定額制アプリや、dマガジンなどの定額制雑誌ビュワーも自由にコンテンツを追加して読める。

 Kindleは、そのようなストアフロント機能を持っていなかったため、使いづらいものとなっていた。せっかく世界最大のコンテンツを持つ電子書籍プラットフォームなのに、自由に読めるのは、自分が別のところで既に購入したものだけだった。

 それが、Kindle Unlimitedを導入したとたんに変わる。

●Book Browser

 Kindle Unlimitedにサインインし、iOSのKindleアプリを起動。同期すると、Book Browserという機能が追加される。これで、13万冊以上の日本語の本や雑誌にアクセスできる。図書館オンマイハンドである。

 Kindleアプリのライブラリ右上にあるKindleアイコン(a)をタップすると、Book Browserが起動し、おすすめコンテンツなどが表示される。購入履歴・閲覧履歴によるおすすめも出てくるのだが、その的確さはある意味恐怖でもある。「ああ、Amazon様にすべてを握られているのだな」と実感できる。

 おすすめされた中から、選んで読んでみた。既に10冊を登録済みなので、その中から削除が必要だが、それもBook Browserで可能だ。そして、通常のKindleコンテンツと同様に、ダウンロードがある程度進むと読み進むことができる。

 ただ、Book Browserはサーバが不安定なのか、しばしば異常終了する。Kindleアプリ自体が落ちるわけではないので再度立ち上げればよいのだが、ストアフロントの最初のページからやり直しなのでなんとかしてほしいものだ。

 ブラウズして一番下の画面に行くと、主要なカテゴリーが「他のカテゴリ」として表示される。「小説&文学」「コミック」「ビジネス・実用」「雑誌」にはここからアクセス。一番下の「全てのカテゴリ」をタップすると、詳細カテゴリーが表示される。一番上はアダルト。あいうえお順だからだ。

●海外作品にもアクセスできる?

 Book Browserに海外作品のカテゴリーは用意されていないが、著者名や作品名で検索するとちゃんと表示される。カート・ヴォネガット、アーサー・C・クラークなどはKindle Unlimited対象作品が多いので、試してみた。著者名で検索し、右上のフィルターでKindle Unlimitedを選ぶ。

 Book Browser内の検索を使うと、Kindle Unlimited以外のコンテンツも表示される。Unlimited非対応のKindleコンテンツはサンプルを送り、アプリ内で読むことができる。これまではライブラリにあるコンテンツに関連した作品だけしかサンプルを読むことができなかったが、この検索機能を活用すれば、Kindle対応作品すべてがiOSアプリ内で試読できることになる。

 Kindle Unlimitedが米国で開始されたのが2014年7月。同年12月にはiOS版KindleアプリにBook Browser機能が追加されている。日本では1年半遅れで使えるようになったというわけだ。

 これまでのiPhone版アプリでは得られなかった、「てのひら図書館」的な体験が得られるようになるのなら、月々980円はありかなあ、と試用期間終了まで29日となったいまは考えている。

最終更新:8月4日(木)13時8分

ITmedia ニュース

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