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太田光代、夫婦つなぐ2匹の猫 飼育はいつでも「命がけ」

オリコン 8月5日(金)7時0分配信

 芸能事務所「タイタン」社長の太田光代氏が、子猫飼育の奮闘をつづった著書『太田さんちの工藤ちゃん♪体重80gからの奇跡』を出版した。ORICON STYLEではこのほど、光代氏にインタビューを行い、同書に込めた思い、24年間連れ添ってきた愛猫との別れ、夫でお笑いコンビ・爆笑問題の太田光との“不思議な夫婦生活”などに迫った。

【写真】著書を持って笑顔を浮かべる太田光代

■24年間連れそった愛猫との別れ 夫婦に訪れた“ペットロス”

 子猫の工藤ちゃんとの出会いは、昨年の夏の終わり。同事務所所属のイラストレーター・326(ナカムラミツル)が、雨の降る夜中に偶然救ったことがきっかけだった。病院へ連れて行くと、体重はたったの80グラム。「このままでは、命が危ない」との危機感から、光代氏の家で飼うことになった。「とにかく命だけは助けようと、助かることを前提に頑張っていて、落ち着いたら、どこかにもらってもらおうと思っていたんです。ただ、名無しなのも不便だし、それが名前になっちゃうといけないので、苗字だけつけておいて、名前はどなたかにつけてもらおうと思っていました」。一時的な措置として、太田家にやってきた居候の苗字は、夫も大好きな名優・松田優作さんの代表作のひとつ「探偵物語」の主人公・工藤俊作から取って“工藤ちゃん”になった。

 工藤ちゃんとの出会いからさかのぼること数ヶ月、太田家には24年間飼ってきた愛猫・ミニモとの別れが訪れていた。結婚2年目から常に生活をともにしてきたミニモの死は、夫婦に大きな衝撃を与えた。「私も夫も、相当なペットロスになりました。ミニモは、太田にべったりでしたから。田中(裕二)はどこの猫でも好きだけど、太田は別に猫好きじゃないとラジオとかでも言っていて、『猫好きじゃないけど、ミニモだけが好きなんだ。だから、俺は猫好きじゃない』ということらしいです。でも、死んじゃって……。だから、私と太田の間でもミニモの話はいまだにしていない状況ですね」。ミニモの最期には立ち会えなかった光代氏だが、何の因果か命日は3月24日(光代の日)だった。

 子ども同然に愛情を注いできた愛猫との別れから、わずか数ヶ月での新たな猫との出会いに、光代氏は「自分の中では、亡くなって1年も経ってないから、ミニモも怒っていないかなって思っていました」と葛藤を抱えていたと告白。加えて「真ん中分けに白」という柄の特徴が、ミニモにそっくりだったこともあり、より一層複雑な思いがあったそうだ。「うちの夫は、最初の方はすごい顔をして、工藤ちゃんをにらみつけていましたからね。でも同時に、この子を育てることで、ずいぶんペットロスから立ち直った感じもありました。この子が来るまでは、私はずっと外に出ていて、ずっと(ミニモの)お墓の前にいたりして変でしたから。だから救ったというより、こっちが救われているっていう部分もあるでしょうね」。社長業の傍ら、できる限り付きっきりで飼育を続けていくうち、工藤ちゃんはたくましく成長。夫の光も「ミニモが宇宙と交信して、連れて来たんだ」と言うほど、すっかりメロメロとなり、晴れて“家族の一員”となった。

■夫との食事は年数回も… 夫婦をつなぐ“2匹の猫”

 ミニモが“子ども”なら、工藤ちゃんは“孫”のような存在なのだと光代氏は笑顔で説明する。「もう完全に孫ですね。ミニモは20代の時に育てましたから、全然苦じゃなかったんですけど、今回は歳を感じましたね。だから、孫の面倒を見て自分の歳を感じるっていう感覚がわかりました」と話すと突然、「あのですね、猫って実は泳げることがわかったんです。これは『サンデー・ジャポン』でも流したものなのですが…」。そう言うと、スマートフォンで撮影した「工藤ちゃん成長記」の動画をうれしそうに見せてくれた。

 工藤ちゃんの存在は、今や太田夫妻の安らぎとなっているが、悩ましい問題がひとつある。それは光代氏が“猫アレルギー”だという点。「実は、ミニモを飼っている最中に発症しまして、花粉の次に猫がひどいということらしく、お医者さんにも『その猫が亡くなったら、もう飼わないことだね』って言われました。それくらいひどいんですけど、もうしょうがないですよね。だから、工藤ちゃんは命がけで飼っています」。目尻を下げながらも、その言葉からは強い“愛情”と“覚悟”を感じ取ることができた。

 夫の光も『今日も猫背で考え中』(講談社プラスα文庫)というタイトルのエッセイ集を出版するなど、どことなく猫っぽい雰囲気を放っている。これには、光代氏も「あの人も、出会ったその日に私の住んでいたところに居ついたから、猫みたいなものですね。最初は何とも思ってなかったんですけど、情が移ったっていうか…。それで、いまだに一緒にいるんですけどね」と笑顔。ところが、2人で外出したい光代氏と、家の中でゆっくりしたい夫との間で“夫婦ゲンカ”が絶えないのだという。

 「私が『一緒に外食行こう』って言っても『この間、行ったじゃん』って言われます。でも、この間っていうのが3~4ヶ月前くらいなのに、ものすごい勢いで拒絶されますから…。そのうちケンカになるんですが、夫に怒っても無駄なので、Twitterに書くことで自分の怒りを収めようとしています」。ともに食事をする機会は年間通して「数回あるかないか」くらいだというが、Twitter上では夫のことを「アーリン」と呼ぶなど、今でも絶妙な距離感を保ちながら夫婦生活を続けている。

 そんな夫婦の共通の楽しみは、やっぱり猫。光代氏は、寝室の変化をうれしそうに話す。「ミニモを飼いはじめた時は、まだ2人ともタレント同士で、そんなにお金がなかった。でも、今は世のおじいちゃん・おばあちゃんと一緒で、多少はお金を持っていますから、そうすると、猫が遊ぶようなものとか、タワーとか、ああいうのを見つけると買ってあげたくなっちゃう。気付いたら私たちの寝室が、子供部屋みたいになって『これはマズい』と思って、整えました。そう考えると、本当にあのペットロスはあそこで止まって良かったです。確かに、太田が言うように宇宙から来たのかもしれないですね」。太田家の夫婦関係の構築には、“2匹の猫”がひと役もふた役も買っているようだ。

最終更新:8月5日(金)7時0分

オリコン

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

斬首動画が何百万回も再生されてしまう理由
昔は街の広場で、現代はYouTubeで。歴史を通じ、公開処刑には必ず人だかりがつきものでした。人が処刑というものを、恐ろしく不快に感じながらも、つい気になって見てしまうのはなぜか。フランシス・ラーソンが人間と公開処刑の歴史、中でも斬首刑に焦点を当てて解説したこのトークは、気分の良い内容ばかりではありませんが、同時に興味をそそること間違いないでしょう。