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TPP 説明に全力 「達成感 大変強い」 森山前農相退任会見

日本農業新聞 8月4日(木)7時0分配信

 森山裕前農相は3日、東京・霞が関の農水省で退任会見に臨み、農政の大きな節目となったTPPの内容周知や、熊本地震への対応に腐心した302日の在任期間を振り返った。TPP審議や生乳の流通改革など重要課題が残る中での退任だが「達成感の方が大変強い」と語り、今後は一議員として、農家所得の向上に向けて取り組む考えを示した。

 森山氏は、昨年10月のTPP大筋合意のわずか2日後に農相に就任。保秘義務のかかった交渉という性格上現場への周知に力を入れた。ただ、現場にはまだ誤解に基づく批判もあるとし「今後とも国民の皆さんへ丁寧な説明を重ねていくことが大事だ」と強調した。在任期間中に、熊本地震の被災地を含め、23都道県に27回出張するなど、精力的に農業現場に赴いた。

 一方、今後の課題として「最も大事なのは米政策を推進していくことだ」と位置付けた。2018年産からの見直しを前に、主食用米から飼料米への転換が進み「助走期間としての期間、しっかりした対応ができたのではないか」と評価した。

 秋に本格化する資材価格の見直しについては、「(他国と)土壌や生産の仕方も違うので非常に比べにくい面があるが、もう少しやり方があるのではないか」としつつも、「協同組合が主体的に物事を考え、進めるのが大事。役所が命令をするという次元の話ではない」とし、今後の議論の在り方についてやんわりと要望した。

日本農業新聞

最終更新:8月4日(木)7時0分

日本農業新聞

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