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稲田氏防衛相就任、失敗許されない 富士山イメージのドレスで認証式へ

福井新聞ONLINE 8月4日(木)8時12分配信

 「国の防衛に失敗は許されない。責任の重さに身が引き締まる思い」。第3次安倍再改造内閣で女性2人目の防衛相に起用された稲田朋美衆院議員(福井1区)は3日、緊張感に満ちた表情で決意を述べた。同日朝には北朝鮮による弾道ミサイル1発が発射され、日本の排他的経済水域(EEZ)内に初めて落下しただけに「日本の安全保障環境は厳しさを増している。国民の平和な暮らしを守るため、しっかりと防衛政策に取り組む」と力を込めた。

 原発が立地する福井県嶺南地域への自衛隊配備を、エネルギー安全保障や災害対応の観点で福井県が求めていることについて「武力攻撃事態やテロの脅威から守らなければならない。これは福井県だけでなく日本全体に関わる問題であり、原発立地地域の安全は重要だ」と述べた。

 稲田氏はこの日午前、自民党臨時総務会で政調会長を退任。午後1時からの本会議に臨んだ後、衆院議員会館内の事務所に戻った。同2時20分ごろ、廊下に押し寄せていた報道陣を事務所に招き入れ、官邸からの電話を待った。

 2日に安倍首相から内定の知らせを受けていたものの「すごく緊張します」とハンカチをぎゅっと握りしめる場面も。10分ほどたっても電話が掛かってこないため、鞄に入れていた携帯電話を確認したところ、安倍首相の着信が複数あったことを知り、慌てて電話を掛けた。すると「別件」との返答があり、一堂爆笑するハプニングもあった。

 同2時45分ごろ固定電話が鳴ると、姿勢をぴんと伸ばして「分かりました。ありがとうございます」。地元から駆け付けた支援者らの拍手に見送られ、官邸に向かった。

 この後、再び事務所で地元報道陣の取材に応じ、安倍首相から官邸で「北朝鮮の弾道ミサイル発射があったことを指摘され、日本の安全保障、防衛にしっかり取り組んでほしいとの話があった」と説明した。

 「今年に入ってから北朝鮮のミサイル発射、核実験の頻度が増し、けさはミサイルの弾頭が日本のEEZ内に初めて落下した。断じて許せない暴挙」と批判。「日米同盟を基軸に他国と協力しつつ、日本の安全と東アジアの平和と安定を守っていく。力ではなく、法の支配を貫徹する防衛政策に取り組む」と表情を引き締めた。

 稲田氏は、富士山をイメージしたドレスをまとい、福井産の眼鏡を掛けて皇居での認証式に臨んだ。

最終更新:8月4日(木)10時1分

福井新聞ONLINE