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スウィングジャズに挑戦 リトグリ、語り継がれる名曲から学んだこと/インタビュー

MusicVoice 8月4日(木)11時30分配信

 “リトグリ”こと6人組女性ボーカルグループのLittle Glee Monsterが、11日公開のディズニー映画『ジャングル・ブック』のキャンペーンソングを担当した。1967年に公開されたディズニーのアニメーション映画の実写化である本作は、ジャングルの動物に育てられた人間の少年モーグリと、彼を取り巻く動物たちの愛や憎しみ、喜びや悲しみを描き出す。リトグリはアニメーションの発表から語り継がれる名曲、「君のようになりたい」を歌唱。ジャズは以前から挑戦したかったジャンルの一つだったと語るメンバー。どのような想いでこの楽曲のレコーディングに挑んだのか、映画からどのようなメッセージを受け取ったのか、6人に話を聞いた。

■自分のことを信じて歩んでいけば絶対成功する

――キャンペーンソングを歌唱することが決まった時の心境は?

芹奈 小さい時から「ディズニーさんと何か関われたらな」と願っていたことなので、『ジャングル・ブック』のCM曲を歌えるということですごく嬉しかったですね。

manaka 何回もスタッフさんに「本当ですか!?」と聞き返してました(笑)。多分、今までの中で一番疑った出来事ですね(笑)。

――作品をご覧になっての感想は?

アサヒ 一つひとつの映像の迫力がすごくて、その迫力に体が自然と動いてしまうんですよ。主人公のモーグリも最後にはすごく成長して、素敵な人間となって戦うという姿に感動しましたね。

――作品の登場キャラクターで好きなのは?

MAYU 私が豹好きというのもあるんですけど、バギーラが好きですね。モーグリをジャングルで見つけたのがバギーラで、後ろから一番モーグリを見守り続けてきたのもバギーラなんですよ。冷静にモーグリを助けに行く姿が、すごくカッコよくて感銘を受けました。

芹奈 私は母オオカミのラクシャが好きですね。母親としてのラクシャの顔に“ジーン”ときましたし、「どこに行ってもあなたは私の子供」という、モーグリに掛けた言葉に感動しました。

かれん 私はアキーラですね。いろんな動物が登場しますが、アキーラの「自分がジャングルを守るんだ」という強い意志に惚れましたね。

麻珠 私はモーグリが好きですね。自分がどうするべきか、どう行動するかを考えて、自分がすべきことをするという姿が、カッコよかったですね。そういうシーンからも色々学べるなあと思いました。

manaka モーグリの天敵でもあるトラのシア・カーンが好きな動物なんですけど、もし、シア・カーンの状況が違えばそんなにモーグリのことを、目の敵にすることもなかったのかもしれないなと考えると、気になるキャラクターのひとつになりましたね。

アサヒ 私は熊のバルーが好きですね。モーグリを助けるために一生懸命になっているところが大好きです。

――特に感動したシーンはありましたか。

manaka やっぱりラストシーンは感動しましたね。バルーの姿が特に印象に残っています。

――映画から受け取ったメッセージはありますか。

芹奈 いろんな意見はありますが、みんな違う生き方だし、価値観もそれぞれ違うと思うけど、結局は「自分らしく生きていくのが一番なんだよ」というメッセージが、『ジャングル・ブック』に込められていると思うんです。ファンタジーで、こんなにメッセージ性が強い作品を観たのは初めてでした。歌手の仕事をしていても、いろんな意見の人がいるんですが、自分のことを信じて歩んでいけば、絶対に成功すると感じました。

――メンバー内でも意見がぶつかることはありますか。

芹奈 ぶつかることもありますね。

――例えばどんなことでしょうか。

manaka 基本的にはやっぱり音楽のことですね。

芹奈 当たり前のことかもしれませんが、みんなそれぞれにこだわりがあるんですよね。

manaka リトグリの大変なところに“ハモり”があるんですけど、ハーモニーについて意見がぶつかることがありますね。1人が違うと他の5人も崩れてしまうんですよね。そこの意見交換は多々あります。

■2曲連続で聴いても、違いを感じてもらえるイメージ

――「君のようになりたい」のレコーディングではいかがでしたか。

芹奈 映画を観た後でのレコーディングだったので、イメージしているものが全員一致していたので、やりやすかったですね。

――曲調がスウィングジャズですよね。全員でリズムを合わせるのが難しいと思うのですが、息の合わせ方とか意識したところはありましたか。

manaka 一人ひとり別々で録音ブースに入ってレコーディングしたんです。事前にレコーディングしたメンバーの声を聴いて、「こういう感じで来たか」というのを把握して、歌い方を調整したりはしましたね。例えば、“ヒソヒソ”と歌っているようなニュアンスだったら、次は“ドーン”としている感じで歌ってみようとかですね。

――どのような気持ちを込めて歌唱されたのでしょうか。

アサヒ 映画に合うように元気に歌ったり、その映像が思い浮かぶように歌いました。曲の歌詞に入り込む感じですね。

manaka 歌うというよりも、演じるという感覚の方が近いと思いますね。

芹奈 自分の声ではない声を出しながら歌うレコーディングは初めてだったので、すごく新鮮な気持ちでしたね。

麻珠 自分のパートに台詞っぽい箇所があって、そういうのも初挑戦だったので新鮮な気持ちでした。

――「君のようになりたい」は、リスナーの方にどのように感じてもらえたら嬉しいですか。

MAYU 映画を観て頂いた方には、自分の印象深かったシーンとか、その曲が流れているシーンを思い出してもらえたら嬉しいですね。まだ、私達を知らない人たちにはこの曲をきっかけに、リトグリを知ってもらえたら嬉しいです。そして、この曲は踊りながら歌うのが一番楽しいと思うので、友達と一緒に歌ってもらえたら更に嬉しいですね。

――今回はジャズの曲ですが、皆さんにとって元曲の「I Wanna Be Like You」はどのような存在ですか。

麻珠 私はジャズがすごく好きなんですよ。ジャズはリトグリの中で挑戦してみたかったジャンルだったんです。まさかディズニーで「I Wanna Be Like You」を歌えるなんてビックリでしましたし、色んなアーティストさんがカバーされている有名な曲なので、緊張もその分しましたね。

――ジャズを歌うに当たって、意識したことはありましたか。

麻珠 英語バージョンはよりジャズらしさ出すために、大人っぽくチャレンジしてみました。日本語バージョンは、ジャズなんですけど、ポップでちょっとハッピーな感じに声色を変えてみたんですよ。2曲連続で聴いてもらっても、違いを感じてもらえるようなイメージで6人で挑戦しました。

――他のアーティストがカバーされているバージョンも参考にしましたか。

一同 はい! 参考にしました。

――カバーされているのを聴いてみて、何か得たものはありましたか。

manaka アレンジも声ももちろん私達とは違うんですけど、どの方にもひとつ共通していることがあって、全員がすごく楽しそうに歌っているんですよ。セリフっぽく歌っている部分が多かったり、音楽で遊んでいるような開放的な雰囲気があったんです。歌というところに捕らわれていない、フリーダムな感じなんですよね。なので、そういった自由なところが、より一層楽しそうに見えたんです。それをこの楽曲から学びましたね。

――日本語と英語だと言葉のリズムが違うと思うのですが、英語の方がリズムに乗りやすいとかありますか。

芹奈 英語の方が逆に難しかったですね。アニメの方の「I Wanna Be Like You」はテンポが遅めなんですけど、私たちのバージョンは歌い回しが早くなるので、そこが特に難しかったんですよね。

麻珠 RとかLの発音も難しかったですね。そういう細かいところを詰めていきました。

■フォローし合えているのも絆があればこそ

――現在もいろんなCMで皆さんの歌が流れているわけですが、新たに「ジャングル・ブック」のCMが加わります。これによってまた幅広いファンの人が増えると思いますが、どうですか。

manaka CMで流れることによって、『ジャングル・ブック』の歌の子達だと思ってもらえたら、すごく嬉しいですね。そういう風に思ってもらえるように、印象に残るように歌ったんです。『ジャングル・ブック』は幅広い層の人たちに観てもらえると思うので、様々な人たちに気に掛けてもらえるきっかけになると思うので嬉しいですよね。

――本作は、人と動物、異種族同士の愛や絆を描いた作品ですが、皆さんにも動物などに絆を感じた経験はありますか。

MAYU 私の妹の話なんですけど、飼っていたハムスターが病気で動けない状態だった時に、妹がその姿を見て泣いてしまったんですよね。その泣いている姿にハムスターも何か感じたのか、弱っているのに力を振り絞って、ハムスターホイール(回し車)に入って走り出したんですよね。お医者さんもビックリするぐらいの出来事だったんです。ハムスターは自分が弱っている姿を見せたくないという性質を持っているみたいで、そのことを聞いて私も泣いてしまったんですよ。妹の愛情への恩返しじゃないですけど、通じ合っている部分ってあるんだなと思いましたね。

manaka 私には実家に11歳になる犬がいるんですけど、東京から実家に戻った時に、私が家でグダッとしていると、心配して寄り添って来てくれるんですよね。絆とは違うかもしれないけど、愛おしい存在だなと思いますね。

――メンバー内での絆はどうですか。通じ合っているなと感じる瞬間はありますか。

芹奈 ライブ中も歌いながら目で会話することが本当に多いんですよ。全員がピタッと歌が合った時も感じますし、誰か1人がミスをしてもみんなでフォローし合えているのも、絆があればこそですね。

(取材・村上順一)

【公開情報】

『パイレーツ・オブ・カリビアン』のディズニーが贈る、
“生きる力”があふれ出す奇跡のエンターテイメント『ジャングル・ブック』

タイトル:『ジャングル・ブック』
公開表記:8月11日(木・祝)全国ロードショー
配給表記:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給

【リリース情報】

Little Glee Monster

8月17日 RELEASE

私らしく生きてみたい/君のようになりたい

最終更新:8月4日(木)11時30分

MusicVoice