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第3次安倍再改造内閣 農相に山本有二氏 改革へ意欲、手腕未知数 TPP担当 石原氏続投

日本農業新聞 8月4日(木)7時0分配信

 第3次安倍再改造内閣が3日、発足した。19人の閣僚のうち11人が交代。農相には、山本有二元金融担当相が就任した。環太平洋連携協定(TPP)担当は、石原伸晃経済再生相が引き続き兼務する。安倍晋三首相は、秋の臨時国会でのTPP承認案の成立や構造改革の断行に全力を挙げるよう指示した。秋には、生産資材価格の引き下げや農業の流通改革などの農政課題が山積する。山本農相には、生産現場への丁寧な説明と農業関係者の声を踏まえた農政のかじ取りが求められる。

 安倍首相は組閣後、官邸で記者会見し、新内閣を「未来チャレンジ内閣」と命名。「農政改革も待ったなしだ。TPPを大きなチャンスとして農政新時代を切り開いていくためには生産から流通、加工まであらゆる面での構造改革を断行しなければならない」と述べた。

 山本氏の農相起用については「閣僚経験もある改革派だ」と説明。TPPの国会審議への対応に加え、農業の体質強化や経営安定にも取り組むよう指示した。

 山本農相は就任早々、経済対策の裏付けとなる2016年度第2次補正予算や17年度当初予算の編成に着手することになる。その後も力量が試される局面が続きそうだ。

 秋の臨時国会で最大の焦点となるのがTPP承認案の審議だ。7月の参院選で野党はTPPへの反対姿勢を強めており、激しい攻防が予想される。また、秋には、生産資材価格の引き下げをはじめとするTPP中長期対策の取りまとめや、指定生乳生産者団体制度の抜本改革が控える。18年産からの米の生産調整の見直しに向けた準備作業も本格化する見通しだ。

 初入閣は8人。自民党農林幹部からは、今村雅弘元農水副大臣が復興相に、金田勝年元外務副大臣が法務相にそれぞれ就任した。また、地方創生・規制改革担当相には山本幸三元経産副大臣が就いた。加藤勝信1億総活躍担当相は留任し、新設する「働き方改革」の担当相を兼務する。

日本農業新聞

最終更新:8月4日(木)7時0分

日本農業新聞

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