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新潟・燕三条のモノづくり力を向上へ 産学官で新組織10月設立

日刊工業新聞電子版 8月4日(木)15時0分配信

 燕三条地場産業振興センター(新潟県三条市、鈴木力理事長=燕市長)は、新潟県燕三条地域の製造業が競争力を高めるために取り組むテーマや解決すべき課題を抽出する産学官組織「ものづくり革新会議」を10月に発足する。下部組織として設計・デザイン、材料、加工など三つの分科会を設ける。地域でイノベーションを起こせるような技術開発に結び付け、国内外からモノづくりの街としての存在感を高めたい考えだ。

 ものづくり革新会議の中心となる推進委員会の委員長には元長岡技術科学大学学長の小島陽氏が就任する方向で最終調整している。新潟大学や関西大学からも燕三条地域の製造業に理解が深い研究者が参加する。鉄鋼や電機など県内外の大手企業にも参加を呼びかけている。地元企業と大手企業、大学、同センターが一体となり、事業に取り組む方針だ。

 燕三条地域は洋食器や刃物、アウトドア用品、金属加工、部品製造などを手がける企業が集積する。高い技術力を持つ企業が多く、モノづくりの街として知られる。だが将来に危機感を持つ関係者も少なくなく、地域力を高めるため、ものづくり革新会議を発足することにした。

 10日に開かれる推進委員会の初会合で組織の具体的な方向性を決める。10月に開催される日本海側最大級のモノづくり展示会「燕三条ものづくりメッセ」で併せて行う「ものづくり革新会議」発足記念シンポジウムで正式発表する。

最終更新:8月4日(木)15時0分

日刊工業新聞電子版