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宇奈月温泉 老舗旅館が事業譲渡へ/富山

チューリップテレビ 8/4(木) 9:44配信

 宇奈月温泉の老舗旅館『サン柳亭』を経営する小柳館が、2日富山地裁に自己破産を申請しました。

 北陸新幹線の開業以降売り上げが好調な中での経営破綻でした。

 一夜あけた3日、事業を譲り受けた運営会社に、今後の再出発への展望を聞きました。

 北陸新幹線が開業した去年3月からの1年間、サン柳亭の売り上げは、前年比40パーセント増と好調でした。なぜ、このタイミングで経営破綻したのでしょうか。

 『サン柳亭』は1963年に創業した人気の老舗旅館です。
 ピーク時の1990年ごろには年間の利用客数が1万人を超え、およそ6億円を売り上げていました。
 しかし、バブル崩壊後の景気低迷などで利用客数が減少し、資金繰りが悪化。
 おととしの1月期には売上高が1億4000万円にまで落ち込んでいました。負債額は、およそ15億円にのぼるとみられます。
 バブル崩壊以降、全国的に、宿泊施設をめぐる経営環境は厳しさを増していました。
 宇奈月温泉でも、近年、延対寺荘や宇奈月ニューオータニホテル、宇奈月グランドホテルが、相次いで経営破綻したり、県外資本に事業を譲渡しました。
 『サン柳亭』の経営をめぐっては、地元の音沢土建が中心となって旅館の運営会社『プレザント』を設立。
 今月1日づけでおよそ7700万円で事業が譲渡されました。
 プレザントでは、従来の従業員およそ20人の雇用を継続し、旅館の名称もそのまま残して地元資本による再出発を図ります。

チューリップテレビ

最終更新:8/4(木) 9:44

チューリップテレビ