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ロボット接客の「変なホテル」が世界展開を本格化、2号店は千葉・舞浜、来夏は大阪・名古屋など人気テーマパーク近くに

トラベルボイス 8月4日(木)22時0分配信

ハウステンボス代表取締役社長の澤田秀雄氏は、ハウステンボス内で営業するロボットが接客するホテル「変なホテル」の2号店を、2017年3月に千葉県浦安市舞浜にオープンさせることを明らかにした。

「変なホテル」はロボット接客で注目されるが、自動化システムや省エネ設計・特殊工法などでホテルの3大コスト「人件費や光熱費、建築費」を抑え、快適性と低価格を両立させる世界最高水準の生産性を目指すホテル。

澤田氏はハウステンボスでの1年の運営状況を踏まえ、「サービス、クオリティ、生産性は十分世界展開に耐えうるものに出来上がってきた」とし、「ホテル不足のなかで大きな失敗はない。舞浜も大成功するとわかっている」と、ハウステンボス以外での本格展開に自信を示す。

舞浜に開業するのは、エイチ・アイ・エス(HIS)が同グループ14軒目の運営ホテルとして土地を取得・開発している全100室のホテルで、既に開業予定を発表していた。東京ディズニーリゾートから車で約5分の立地で、子連れファミリーを主要客と見込む。宿泊料金は1室単位とする予定で、家族4人利用で1万5000円程度の価格帯で提供する考えだ。

ハウステンボスと異なる運営、HISの旅行とのシナジーも

HIS代表取締役社長の平林朗氏は、「ロボットを活用して、生産性とエンターテイメント性の高いホテルを実現する」と意気込む。ただし舞浜では、現在16種182台のロボットが活躍するハウステンボス内とは異なり、当初はフロントとコンシェルジュ業務の2台のみで展開。また、清掃業務は外部委託し、光熱費に関わる輻射パネルや自然エネルギーも当初は導入しないなど、運営面が異なる。

これは首都圏・舞浜の立地で、コストパフォーマンスを発揮するための方針。実証実験も兼ねるハウステンボス内では「全部試す」ことを目指しているが、舞浜では必要なものを選択した。

一方、スタッフは100室規模のホテルの場合、通常は20余名が必要なところ、舞浜では6名のみを配置。「(同規模のホテルの場合)人的コストはフロント周りがほとんど」(平林氏)というのが理由で、ロボット2台でも人的業務の5、6割をカバーできるという。これにより、宿泊特化型のホテルの利回り5~8%(推計)に対し、舞浜では10%を見込む。今後は20%を目標に、さらに進化・効率化させていく考えだ。

販路についてはHISの旅行とのシナジーも考慮。自社(ホテル)サイトとHISでの販売がそれぞれ3~4割程度、その他の旅行会社の販売も3割程度を想定。また、ハウステンボスで採用したオークション式の変動制ではなく、通常の価格設定で販売する予定。

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最終更新:8月5日(金)11時30分

トラベルボイス