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【MLB】ジーター氏がイチローへの想い綴る 「何よりも胸に刻まれている」時間とは

Full-Count 8/4(木) 10:30配信

元同僚イチローについてコラム執筆、「彼のような存在は見たことがない」

 メジャー通算3000安打まで「2」と迫っているマーリンズのイチロー外野手について、“キャプテン”が敬意を表した。歴代6位の通算3465安打を放ち、2014年限りで現役を引退した元ヤンキースのデレク・ジーター氏が、自身の運営するウェブサイト「プレイヤーズ・トリビューン」でコラムを掲載。イチローとの思い出を綴り、「彼のような存在を見たことはない」と称賛している。

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 ジーター氏は現役時代、ヤンキース生え抜きのキャプテンとして黄金時代を築き、5度のワールドシリーズ制覇に大きく貢献。MLBを代表するプレーヤーとして、華やかなプレーに加えて圧倒的なリーダーシップと紳士的な人柄でも、ファンやチームメートを魅了した。01年にマリナーズに加入したイチローとは敵として対戦を重ね、12年途中からヤンキースで2年半チームメートとしてプレー。現役最後のシーズンとなった14年も同じユニホームを着ていた。

「イチローはいつだってストレッチをしている。試合前、試合後、オフの日、ネクストバッターズサークル、出塁した時、いつもだ。試合の日に早く球場に来てみれば、クラブハウスのカーペットでストレッチをしているイチローをいつも目にすることだろう」

 ジーター氏はまずイチローの“ルーティン“について言及し、コラムをスタートさせている。さらに、01年に初めて対戦した際に、普通のショートゴロをさばいたつもりが、内野安打になりそうだったという記憶について振り返り「こう思ったのを覚えているよ。『ワオ! 誰なんだ彼は? 彼は飛んでるじゃないか』。本当に驚いたよ」と、圧倒的なスピードに驚かされたことを明かしている。

様々なエピソード綴ったジーター氏、「忘れなれない出来事」とは…

 コラムの中で、ジーター氏は他にもイチローとの様々なエピソードを披露している。デビューイヤーから、イチローが出塁した際には二塁上で言葉を交わしてきたという2人。「いつだってフレンドリーで、イチローの英語が上達するにつれて僕らの会話の時間も増えていった」という。

 2人はヤンキース時代にチームメートとしても交流を深めており、ジーター氏が引退した14年シーズンの終了後には、ロッカーを片付けにヤンキースタジアムに行くと、打撃ケージに向かおうとしているイチローを見たといういう逸話も紹介。ジーター氏は「彼がほんの数日でも休めるように」と思ったという。

 また、「忘れなれない出来事」として挙げているのが、12年のリーグ優勝決定シリーズの話。ジーター氏は第1戦で足首を骨折して離脱したが、その試合後にイチローがユニホームを着替えることもせず、気持ちの整理をつけたジーター氏が帰るまでほぼ無人となったクラブハウスでずっと座っていたという。

「とうとう僕は松葉杖を使って立ち上がり出ていこうとした。その時に気がついたんだ。イチローは僕のことを待っていてくれたのだと。僕が立ち上がると彼も立ち上がり、僕が去るのを見送っていた。

 これが敬意の表れなのかどうかはわからない。彼に尋ねなければならない。ただ、僕は彼が何を言おうとしてくれたのかはわかる。何年も続いた二塁上でのちょっとした会話やチームメイトとして過ごした時間を経て、あの夜、僕らの間にあった沈黙の瞬間は何よりも胸に刻まれている」

 ジーター氏はその時の気持ちをこのように振り返っている。

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最終更新:8/4(木) 11:15

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