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「本気のグランツーリスモ」プジョー 508/508SW GT BlueHDi(クリーンディーゼル) 試乗レポート

オートックワン 8月4日(木)17時40分配信

筆者が初めて体験したプジョーディーゼルは504だった

僕にとって初めてのプジョー体験は、ここで紹介する508/508SW GT BlueHDiのルーツにあたる、504ディーゼルの後席だった。晴海で開催されていた頃の東京モーターショーで、輸入車の同乗試乗会が行われていて、そこで体験できたのだ。

プジョー 508/508SW GT BlueHDi(クリーンディーゼル) 画像ギャラリー

自分にとって初のフランス車体験でもあった504は、音は当時のトラックそのものだったけれど、走り始めるとけっこうスムーズ。加えてふっかり心地よいシートとソフトなサスペンションに圧倒された。こういう世界があるんだと驚いた。

フランスらしい石畳の道を絶妙にいなす猫足ぶりに感銘

その後社会人になり、今の業界に潜り込んで、気が付けば毎年のようにフランスに行くようになると、今度はタクシーの乗客として、このクラスのプジョー・ディーゼルに接する機会が何度かあった。

ガラガラやモクモクはすでになく、車内にいるとガソリン車とさほど変わらない。運転していなくても力強さが分かる。乗り心地は504ほどソフトではなかったけれど、石畳の凸凹を絶妙にいなしながら進む感触は、まさにネコ足だった。

508GTは「本気のグランツーリスモ」

そして5年前。スペインで行われた508の国際試乗会では、ドライブする機会に恵まれた。そこでラインナップを見て驚いた。ガソリン車は日本にも導入している1.6リッターターボだけだったのに対し、ディーゼル車は複数の排気量が用意され、最大排気量にはGTの名が与えられていたのだ。

ヨーロッパでのプジョーはディーゼル車が主力で、経済性だけでなく高性能もウリであることが分かった。乗り比べると、ガソリン車よりはるかに力強い。しかもGTだけは、フロントサスペンションをマクファーソンストラットからダブルウィッシュボーンに変えていた。本気のグランツーリスモだったのだ。

有害物質を3つのステップで徹底的に除去する「BlueHDi」

その508GTが、日本に上陸した。個人的には、上で書いたような体験を重ねてきたので、ひと足先に試乗記をアップしているプジョー 308・308SW BlueHDiより感慨深い。エンジンはもちろん5年前に乗った個体からアップデートされていて、308と同じ最新のブルーHDiが積まれている。

くわしい説明はひと足先に公開された308の試乗記を見ていただきたいのだが、酸化触媒、SCR(選択還元触媒)、プジョーが世界で初めて実用化したDPF(ディーゼル微粒子フィルター)を用い、しかもSCRをDPFの上流に置くという独創的な配置によって、有害ガスの排出を可能な限り抑えている。

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最終更新:8月4日(木)17時40分

オートックワン